道東旅行の二日目(2014年3月8日)です。
一日目の様子はこちら。
二日目も早朝から行動を開始します。まだ夜も明けていない朝5時にホテルを出発。
早朝のタンチョウのねぐら・音羽橋へ
早朝から向かった先は鶴居村の道道243号線に架かる音羽橋。タンチョウのねぐらになっているポイントです。学生時代にも来た記憶があり、このサイトを検索すると2006年1月5日のことでした。当時もカメラマンの多さにぶつくさ言っていますが、2014年のこの日も大勢の見物客が来ていました。
音羽橋の様子。バスツアー?でも見物にいらっしゃるくらいのメジャーなポイント。3~50名程度でしょうか。
左側の橋が本来の音羽橋で道道243号線。ツルの見物客が多くなったので写真の右側に見物客用の橋を掛け、橋の両側には駐車帯を設けてあるという至れり尽くせりの場所。
ちなみに普通のコンパクトデジタルカメラでズームを使わないとこんな写真。ツルがいるのは写真奥の川が曲がりくねっている辺りです。
望遠レンズで撮影します。まだ夜は明けきっていませんがツルたちはごそごそしている様子でした。
音羽橋は凍結しない川の水と外気温の温度差から、靄が発生してタンチョウを取り巻く幻想的な風景が見られることもありますが、この日は暖かく川面からの靄は薄め。
3月に入ってだいぶ気温も高くなっているので仕方ないか、、、と思ったのですが、ただいまアメダスデータを調べてみたら、この3月8日朝6時の鶴居の気温は-15.2度。そこそこ下がっていました。逆に言えばともっと冷えないと靄がもうもうと立ち昇らない出ないわけですな。。。
首を埋めて丸まって眠るタンチョウ。靄の空気の中、川の水面にぼんやり映る姿もきれいです。丸まっているだけでも絵になる生物ですが、彼らは自分たちの優雅さを自慢することもなく淡々と生きていると思います。その謙虚さを見習いたい。
釧路からオホーツクへ
音羽橋のタンチョウを見た後はホテルに戻り、朝食をとって荷物を整え、釧路駅へ。
本日の午前中はJRで網走まで行き、午後からは網走方面でアザラシやワシを探しながら、知床半島基部のウトロ方面へ、という予定です。
釧路駅にはこんな展示がありました。
阿寒湖のマリモ! 阿寒湖のマリモは特別天然記念物なので、それを養殖していいのかなぁ、、、と思いつつも、釧路駅で堂々と展示しているものなら、その辺は何かうまいことクリアしているはず。マリモ自体は健康そうな大きな球状でさすがな展示です。
我々を釧路から網走へ運んでくれる一両のかわいらしいディーゼルカー。快速「しれとこ」(左側)。マークに知床の文字とオオワシと知床連山の図案が着いています。単行のディーゼルカーですが流氷の観光シーズンのせいか、ほぼ満員のお客さんで釧路駅を出発です。
途中の茅沼駅。釧路湿原北部のシラルトロ湖の近くの駅で、駅舎の反対側の平原にタンチョウが近くに舞い降りる駅として有名です。
この日も来ているかな??と思って目を凝らしていたら、2羽のつがい?が駅に近い雪原に下りていました。乗客から歓声があがります。タンチョウはさすがに見せ所をわかっていらっしゃる。写真は慌てて撮ったのでツルはシミ程度にしか写っていませんが、肉眼でも十分に確認は出来る距離です。
9時くらいに釧路駅を出て、3時間掛けて網走に向かいます。とろとろ眠ったり車窓を眺めたりしながら移動できるのがJRのいいところ。居眠りから起きてもまだ走っているという感覚が好き。単線の線路を一両で、快速列車なのに急ぐわけでもなくゴトゴト網走に向かいます。
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