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野鳥観察初心者が購入した図鑑

先回エントリでは野鳥観察を初めようと思ったいきさつと、野鳥に詳しい知人を師としてフィールドに廻った話をしました。
話はその少し前に遡ります。このエントリーで紹介した近所の公園で鳥を見た後、野鳥観察が楽しかったこと、飛んでいる鳥の種類を知りたいと思うようになりました。今はインターネットのおかげでネットの図鑑があるので調べようと思えば無料で鳥を調べることが出来ます。しかしフィールドではインターネット図鑑より紙の図鑑のほうが使いやすいのは明らかです。
あまり鳥を見てこなかった私ですが、鳥の図鑑を一冊持っています。
北海道在住時代に購入した「新訂 北海道野鳥図鑑 (Alice field library)」(私が持っているのは新訂版の前の版ですが」

この図鑑が我が家唯一の鳥の図鑑です。この図鑑はアマゾンの評価も高く、実際素敵な図鑑なのですが、ちょっと今の私には不向きな図鑑。
なぜなら、例えば一ページ目の一番最初に出てくる鳥がこれなのです・・・。
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北海道野鳥図鑑だけあって、当然、北海道感が満載です。本州に居る種が載っていなかったりもしますし、分布情報の全てが北海道基準で書かれているので、内地の初心者には全く向かない。。。(^^;
ということで、普遍的な図鑑が欲しいな、と思っていたのですが、野鳥図鑑は写真によるもの、挿絵のもの、極薄いものから分厚いものまで星の数ほど出ているので、どうも決め手にかけます。
そこで、野鳥の師にフィールドに一緒に行く際に素人に図鑑のお勧めについても伺うことにしました。素人目で判断して変なものを買ってもなぁ、、と思ったので。
、、、と思ったら、妻が新しい図鑑を買ってきてしまいました。野鳥の師に会う前に図鑑で予習しておきたいとのこと。ずいぶん気合が入っています。
妻が買ってきた図鑑は「新版 日本の野鳥 (山溪ハンディ図鑑)

この図鑑は山と渓谷社が出版している図鑑で私も何度か手にとったことがある定番中の定番の図鑑。写真で構成されている図鑑ですが、日本で観察されたことがある鳥はほぼ網羅しているような図鑑。しかしその網羅性ゆえ、気合が入っておりなかなか「ハンディ」とはいえない重さになっています(^^; どちらかというと辞書のように使うような図鑑ではないでしょうか。(鳥に関しては素人ですが、他分野の生物を扱ってきた感覚でもこの図鑑をフィールドに持ち出して鳥を眺めるというのはかなり高度な同定が必要なときに限られる気がします。)日本でほぼ観察されないような鳥を調べるには必携ですが、ど素人の我々が公園でぱっと見つける鳥を調べるには適さないような?眺めていると数限りなくいろいろな種の鳥が出てきて面白いので、一家に一冊あってもいいかもしれませんが。
とはいえ、まずは、この図鑑を持って野鳥の師とともにフィールドへ。鳥の名前を教えてもらいながら図鑑を調べるのは楽しいものです。この山渓の図鑑は師も持っているそうで、内容は良いが、やはり重たいのでフィールドに持ち出すことはせず、せいぜい車の中に置いておくくらいとのこと。初心者におすすめの図鑑は、平易な内容の挿絵の図鑑がいいのではとのこと。(写真の図鑑はすでに買っちゃいましたからね。)写真の方が分かりやすい様な気がしますが、その点は写真は個体差があり、標準的な特徴を捉えた絵の図鑑のほうが初心者には分かりやすいのではないか?とのこと。なるほど、、、と思います。アザラシでもゴマフアザラシっぽいゼニガタアザラシもいますし、そんなのがゼニガタアザラシとして写真図鑑に載っていたら混乱しますしね。鳥はもっとシビアな世界でしょうし。
その他私が考えた図鑑購入の方針は、種類は多く掲載されている必要は無く、軽くてどこにでも持っていけること、分類順ではなく生息場所・大きさなどでまとめて比較できるように掲載されていること、つまりシジュウカラ科→ウグイス科→ヒタキ科・・・というような順番ではなく、森の中にいるスズメくらいの鳥がまとまって載っている、、、というようなイメージです。
このような考えで丸の内にある丸善本店に行ってじっくり図鑑を吟味します。しかし本当に図鑑は種類が多く、選ぶのも大変ですが楽しいものです。
私が選んだのは、日本野鳥の会が出している「新・山野の鳥―野鳥観察ハンディ図鑑」と「新・水辺の鳥―野鳥観察ハンディ図鑑」です。定番のものです。
  
これは生息地のタイプで2分冊されており、2冊合わせても厚さは1.1cm。軽量です。中は素人でも分かりやすく、丁寧に作られていると思います。さすが野鳥の会。
冊子は薄いですが掲載種はそれぞれ150種ほどで二つあわせれば300種を越えます。前述の山渓図鑑が520種の掲載ですから、この薄さでたいしたものです。この図鑑で物足りなくなったら、、、素人卒業なのでしょうね。この図鑑をフィールドで使い倒そうと思います。
図鑑を買うついでに、クリスマスなので妻にプレゼントの本もついつい買ってしまいました。妻はエナガに嵌りつつあるので、この本を買いました。
エナガのねぐら

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