2014年夏休みの北海道旅行5日目。旅もほぼ最終なのですが、私が今回の旅行で最も楽しみにしていたのが、5日目に参加予定のホエールウォッチング。
以前、ワシとアザラシを見るために羅臼から海に出たことがありましたが、今回はそのイルカ・クジラ版です。
出向前の準備
今回お世話になるのは「知床ネイチャークルーズ」さん。羅臼には他にも何社かこのホエールウォッチングの業者さんがいらっしゃるようです。
この日の出港は8:30、11:30、14:00の3便。朝は霧が立ち込めることもそこそこあるようなので、我々は2便目の11:30発にしました。
出港の10分くらい前に港の乗船場に行くと、スタッフの方々が私たちの名前をしきりに呼ばれている様子。どうやら乗船していない最後の客だったようで、慌てて乗り込みます。出港の用意が出来たら港をウロウロせず早めに乗船場所に行きましょう。。。
乗り込む前に乗る船の写真を撮りたかったのですが、そんな時間もなく、絵なしで恐縮ですが、船の構造は船室の上が屋上デッキになっていて、ここが乗客の密度が最高。1階も回遊できるデッキになっていて先端部から後ろまで自由に移動できます。私は比較的空いている1階の舳先の辺りにいました。酔いにくいのは一番後ろかな?逆に一番酔うのが一番前。2階も1階に比べれば揺れは大きいと思います。(私は幸いなことに船に強いので、酔い止めも飲まず、最も酔うところにいましたが。。)
夏の羅臼沖クルージングで見られる動物は何だろう?
さて、この羅臼沖のクルージングで何が見えるかですが、知床ネイチャークルーズさんのサイトに詳しく載っていますので、それを見るのが手っ取り早いです!
これを拝見すると7月はミズナギドリ、イシイルカ、シャチは高確率で、ついでマッコウクジラが半分くらいの確率で、運が良ければミンククジラが見えるかも、というところです。アザラシや海ワシはやはり冬で夏はまぁ期待薄か。
やはり巨大なマッコウクジラか水族館でも人気者で白黒のツートンがかっこいいシャチを見たい。
おみくじ的に考えると、シャチ・ミンククジラ・マッコウクジラのうち2つ以上見られたら大吉。1つなら中吉。1つもダメでイシイルカのみなら小吉、イシイルカも見られなかったら凶といったところでしょうか。盛大な運試しでワクワクします。
まぁ何日か前にミンククジラは見ているけども。骨だけだったけど・・・。
羅臼港を出港!
天気のほうは晴天とは言えないものの、朝よりは回復傾向で国後島がはっきりと見えるようになりましたし、雨の心配も無さそう。運が向いてきたかな。
羅臼港を出港してほどなく、船の両脇で何か跳ねています。。。
船内放送が入り、イシイルカとのこと。白と黒のツートンカラーをしているイルカです。こんなにあっけなく見えるとは、、、。さすが高確率で見られるイルカです。いやー、これで「凶」は無くなりました。
ちなみに妻は船内放送をよく聞いてなかったらしく、白黒の見た目から「シャチだ、シャチだ」と騒いでいました。信じているほうが幸せでしょうし、面白いからしばらくイシイルカであることは素性は教えないでおくことにします。
しかしこのイシイルカ、水しぶきは盛大に上げますが、海上に姿を見せない。写真を撮っても姿を写せないというなかなかもどかしく難易度の高い被写体です。うーむ・・・。
船はどんどん沖へ進み、日ロの境界線付近へ。安全のマージンは取っていると思いますが、やはり怖いような複雑な心境。あんなに近いのになぁ。。。
、、、とそうこうしているうちに、船長からシャチ発見のアナウンス!船内が俄かに色めきたちます。「そんな焦らなくても近くで見せてやるよ」と船長からのアナウンス。
やがて国後島をバックになんか黒いヒレが見えてきましたよ!
しかも何頭かいるようです。
どんどん近づいてきます。シャチですね。
船も速力を落としていますが、シャチもこっちに近づいてくる!
船長の「こっちに来るぞー!!」の声の下、船の下をシャチがくぐりました。水の中でさすがに写らないけど、ぼんやりとその影はお分かりいただけるかと。
潮を吹くシャチ。シャチもイルカやクジラの仲間ですから頭に空気孔があります。背景は羅臼沿岸の街。
いやー、シャチですね。本当に見られると思わなかった。
メスのシャチ、子供シャチが何頭かいるようです。人間と遊ぶつもりは無いと思いますが、彼らも遊びの時間のよう。
ジャンプするシャチ!
お見事。
つぶらな目が見えるくらい近くに寄ってきたりもしました。あまり表情は分からなかったけども・・・。
勢いよく潮を吹くシャチ。
後ヒレを振っていたり。
何かもう飽きるくらいシャチです。かっこいいです、シャチ。
町からそれほど遠くないところでシャチが見られるのが素晴らしい。背景は羅臼。
1頭が海面に出ていますが、海中にももう1頭いるようです。
シャチは船の周りを着かず離れず泳いでいます。船もエンジンを止めるというか弱めて漂うように。
シャチの尻尾。こんなに水をはね散らかしているんですね。
シャチを十分堪能し、贅沢にも客がシャチに少し飽きが来た頃、「次はマッコウさがしに行くぞ~」との船長の声で海域を離脱、シャチともお別れです。
エンジンを吹かしてさらに移動。知床半島先端部の北東方向へ船の向きが変わったようです。
シャチを見れて大吉気分だったのですが、さらに大吉二つ目のマッコウクジラを見ることはできるのでしょうか!?
ホエールウォッチングの後半はこちら。
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