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ここにあるとおり、しばらくメイン機材というのか、陸上の撮影で一番で勝負を掛けるカメラはCanonの一眼レフカメラの”EOS 40D“でした。これは2007年の発売のカメラ(私が購入したのは2008年)。9年前に発売されたカメラで、さすがに今発売されているカメラに比べると、スペック上はロートルも良いところです。動画も撮れないし、高感度設定はISO3200まで。AF測距点も9点。発売された当時は画期的なカメラでとても高い評価を得ていたカメラです。
購入から8年が過ぎましたが、今でも元気に動いているし、今売られているカメラに比べれば低いスペックですが、そんなカメラを根性で精一杯ぶん回す感覚も好きだったのです。独身時代にボーナスを握り締めて買いに行ったという思い出もありますし。
なので、動かなくなるまで使い倒そう、と思っていたのですが、、、。
ここ最近、夜間にカメラを持ち出すことが多いのです。昼間は特に不自由は感じないのですが、夕方から夜、明け方など暗い条件になると、スペック不足を痛感します。さすがに高感度域の撮影はきつく、40DはISO3200まで設定で来ますがノイズを考えると、常用はISO800程度、緊急的にISO1600も使いますが、それでも今売られているカメラがISO25600まで設定可能とか見ると心が疼きます。
なにより、この高感度域が使えないために、いろいろ撮り逃しているものもあると実感してきたこと(知床のシマフクロウの撮影時でもこれは感じたのですが、この時は単発イベントだったため買い替えまでは決心しませんでした、、、当時買い換えようと思うほどのカメラが売り出されていなかったこともありますが)、そして来年1月にはとても重要イベントの予定がありまして、それまでに新しいカメラを購入し慣れておきたいと思ったことから、新しいカメラの購入に踏み切ることにしました。
10月中ごろ、横浜に帰ったついでに秋葉原に寄って買ってきました。新しいカメラ。
購入したのはCanonのEOS 7D Mark2。このカメラは2014年10月の発売。実は7D Mark2がCanonから発表された時から「40Dが壊れたら、次に買うカメラはこれ(か、こいつの後継機)になるだろうな。」と思っていたのです。40Dが予想以上にがんばってくれたので、思ったより購入が遅くなってしまったな、というのが実感です。世間的にも今さら7DMark2かよ!という気もします(^^)
まぁ発売から時間が経っている分、本体の値下がりも進んでいたので、ありがたかったです。40Dの購入時よりむしろ安い値段でした。もっとも40D購入時はレンズ付きのセットだったけど。
機種選考に迷いは無かったので、価格.comで7DMark2を店頭販売ありで最も安く売っている関東周辺の店を調べて、購入しました。通販にしなかったのはやっぱり対面販売のほうが安心感、ワクワク感がありますしね(^^)
買ってきたので記念撮影。(これはEOD 40Dで撮影)
買ったのはレンズキットではなく、カメラ本体のみ。40Dで使っていたレンズをそのまま使います。新しいカメラが入っている箱の開封はドキドキします。
買ってきた7D Mark2。どんな写真が撮れていくのでしょうか。へっぽこな腕で使いこなすことができるのか。。。
さっそくストラップを取り付け、ファームウェアが一個前のものだったでバージョンアップしました。↑の写真も40Dで撮影。旧カメラで新カメラを撮影。
7D Mark2と40Dを並べたところ。本体の大きさはあまり変わりません。重さは80gほど7D Mark2のほうが重いようですが実感は無いです。撮影に使用するシャッターボタンやISO変更などに使う主なボタンやダイヤルの位置もあまり変わりません。まぁ同じメーカーのカメラですし・・・。この写真はG12で撮影です。
背面から。
左が7D Mark2。右が40D。パッと見、ボタン配置もあまり変わらないですが、7D Mark2のほうが動画撮影機能のためのスイッチなど、この手の操作系のボタン類の数が少し増えています。
さて、見た目はあまり変わらない2機種ですが、中身は7D Mark2は進化していて感動しました。
発売日で7年くらい差がありますが、この間でこんなに進化していたのかと。。。(7D Mark2は40Dの後継で現行機種のEOS 80Dより上位機種になるので、直接的な後継機種ではないのですが、、、。)
40Dも良いカメラですし、昼間に撮るなら少なくともこのブログにアップする画像くらいのサイズで考えると、そこまで差が出るとも思わないのですが、夜間や明け方夕方など条件が厳しくなると、カメラの地力の差がはっきり出てきます。40Dの高感度はせいぜいISO800まで、緊急的にISO1600も使っていましたが、ノイズがひどくなってきました。7Dmark2はISO1600は普通に使えます。ISO6400でも40DのISO800よりノイズが出ない。ISO12800のノイズくらいが40DのISO1600くらいでしょうか、個人的な感覚では。画期的なことです。画素も1010万→2040万画素とほぼ2倍に。出てくる写真が大きい
他にもAFの詳細な設定が可能になっていたり、動画撮影が可能(しかもフルHD画質。今の時代では当たり前なのかも??)になっていたり、レンズごとにピント調整が保存できるようになっていたりと、とてもすぐに使いこなせるものではない。40Dでは無意識に出来てたことができない。
機材に使われているというか。操作にもたもたしているうちにシャッターチャンスを逃すこともしばしば。そんなモタツキに自分自身もいらいらします。機材の錬度を上げねばと思います。
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