このサイトのタイトルは「海獣記」。
最近は育児やら家造りやらDIYやら旅の記録や読書など、好きなことばかりしか書いていませんが、このサイトが出来た10年位前は、サイト名も「北海道のアザラシたち」という名前に違わず、北海道の各地で野生の海獣類を追いかけてはその記録をアップしていたのでした。
例えば厳冬の北海道の湖に転がる野生アザラシを探しに行ったり、
数百頭の野生ゴマフアザラシの群れを眺めに行ったりしました。
この辺は北海道に住んでいたころの青春時代の熱い日々です。
そして時は移り、私も内地に移住し、さらには結婚して、人の親になりました。娘が産まれた日、このサイトで以下のように書いています。
アザラシや海獣、その他海の生き物に関する英才教育を施そうとも思います。
産まれた!タイトル通り、本日未明に無事に子供が産まれました。子供も妻も健康でほっとしております。 単身赴任先から帰ってきて、タイミングよく出産に立ち会えて、子供を産もうと...
そして娘も2歳を過ぎて、理解力も上がってきており、生き物に対しても興味を持つようになってきています。
時は満ちました!
この令和最初の連休は娘のアザラシ初めです。父親としてはディープな野生個体を見せたいとも思いますが、二歳児にはまずは水族館が無難でしょう。
見せるのは日本で最もメジャーにして、スタンダードであり、そして私が最も好きなアザラシであるゴマフアザラシにします。
水族館「マリンピア日本海」へ向かう
場所は私の実家からも近い=私が産まれて初めて訪れた水族館で、新潟市にある「マリンピア日本海」です。
マリンピア日本海は2011年以来、8年ぶりくらいの訪問。
到着して建物の見た目に違和感を覚えます。先回訪問時は確か白っぽい建物だったように思いますが、むしろ黒を基調とした建物になっていまして。調べてみたら2013年にリニューアルしているんですね。時の流れを感じます。
さて、マリンピア日本海のゴマフアザラシコーナーは館内の最奥。しばらくは普通の魚たちが露払いです。
まずは砂からにょきにょき出ているチンアナゴ。白と黒のツートンカラーの細長い体と砂から出たり入ったりする様子で人気の魚です。
父ちゃんも北の海獣だけではなく、南の魚もそこそこやるで馴染み深い魚です。懐かしいな。。。↓以前見た野生のチンアナゴ。
ツノダシやチョウチョウウオ系の黄色い魚を集めた水槽。
これも南の島でよく見た懐かしい魚たちです。
マリンピアの魚水槽では最大のトンネル水槽「日本海大水槽」。通路の上を魚が泳ぎます。
出来た当時は日本海側の水族館では初めてのトンネル型水槽とかそんなふれこみだったような。マリンピア日本海が出来たのは1990年頃。バブル景気に湧いていたころで、そのような頃に造られたおかげか、このトンネル型水槽の周辺はゆったりと観覧できるようなスペースになっていいます。当時の0万人都市の新潟市営として建設されたとは思えないくらい良いスペースなので、訪れたらぜひゆっくり過ごしたいところです。
お約束のイルカショーも露払い。
娘はイルカの速さに追いついておらず圧倒されていたような・・・。
アザラシと対面
いよいよアザラシと対面です。マリンピア日本海のアザラシプールは水中と陸上の様子を両方観察できる構造になっています。
まずは水中から。
びゅーんとやってくるゴマフアザラシ。
娘は興味津々。予め海の図鑑を買い与え、写真ではアザラシを見ていたので特に怖がる様子もなく「アザラシさん!」とか言ってました。良い傾向です。
アザラシのほうもガラスの近くまで寄ってきました。ちっこい娘が見えているのかな?
この写真の時は完全に頭をガラスにつけていました。
綺麗な胡麻斑模様!換毛が終わったのかな?考えてみると私自身もアザラシを見るのは随分久しぶり。
この時以来なので約4年ぶりか。。。海獣記の管理人としては随分海獣から遠ざかってしまったものです。
陸の上のアザラシ
この日は天気も良く、陸上でゴロゴロしている個体も。そういえば繁殖期に近いのでメスはやる気がなくなっている時期だったかも??
娘は無言で転がるアザラシを見ていました。
動きが乏しいので何のことやらわからなかったかな?(^^;
屋内のバイカルアザラシ
マリンピア日本海の「水辺の小動物」屋内プールには世界で唯一淡水域に暮らすアザラシのバイカルアザラシがいます。
こちらのほうも。きっちり見てきました。
ただバイカルは地味目なアザラシなので、娘は↓ラッコやユーラシアカワウソのほうに夢中でした。
アザラシよりラッコやカワウソの方がわかりやすい可愛らしさがありますしね。それは父ちゃんも認めます。
そしておみやげコーナーで、娘に「好きな物を一つ買ってあげる」と話したところ、大きなぬいぐるみを選ぶのかなーとか思ったのですが、手のひらに入るような小さなカワウソのぬいぐるみマグネットを選んできたのが微笑ましい。このカワウソマグネットは車の娘が座る席の前に貼りついてあり、車に乗るたびに「カワウソちゃん!」と大切にしています。
アザラシ初めを終えて
さて、アザラシ一辺倒ではなかったですが、なかなか良いアザラシ初めだったと思います。大人も海獣のほか、南国の魚も見られて、何となく古い旧友に再会したような気分で嬉しかったです。
もちろん大きくなったら野生の海獣探しに一緒に行ければ嬉しいですが、まずはすくすくと育って欲しいものです。
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