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父の日にもらったフィールド記録用野帳(アザラシ仕様2026年版)

父の日に娘からプレゼントをもらいました。アザラシ観察に使っている野帳をデコレーションしてくれたのです。

私がアザラシ観察に使っている野帳

まずは私が使っている野帳について少し紹介します。野帳は、もともと測量士や土木関係者向けに作られた携帯用のノートで、屋外での使用を前提としているため丈夫なのが特徴です。自然フィールド分野ではコクヨの「測量野帳」が圧倒的シェアを占めていると思われ、私も大学時代に研究室の備品であったこちらを使って以来、ずっと愛用しています。

物は茶色い表紙にシンプルなロゴ。

見た目は実に無骨。「現場の道具」といった雰囲気です。私は分野に応じてこの野帳を何冊か使い分けているのですが、困ったことにどれも同じ見た目なので、「あれ、どれがアザラシ用だっけ?」となることがあります。そんな状況でしたが、父の日に娘がひと工夫してくれました。

娘によるアザラシ仕様へのデコレーション(シール)

小学生女子の間で流行っているシール交換。そのシールを使って私の野帳をデコってくれるそうです。

使うシールはこちら。

左側はダイソーのフェルト素材の動物シール。右がうるちゅるポップシール。

うるちゅるポップシールはテーマはオイスター(牡蠣)。

「なぜ牡蠣がシールのテーマの一つになるんだ?」とおっさんの私は思ってしまうのですが、牡蠣はコンキリエのCM的に好きですし、食べるのも大好物なので良いのですが、牡蠣そのものだけではなく、海水が充填されて売られている状態の牡蠣、ビール、牡蠣フライやソース、サザエやアサリなどの他の貝のシールなども入って楽しい感じのシートになっています。

父の野帳にシールを貼る娘。

出来上がってきたものはこちら。

やたら牡蠣がいた! 牡蠣自体はとても良いのですが、このうるちゅるポップシールは、半分立体物といってもいいくらい分厚い。横から見るとこんな感じ。

シールの分厚さが、野帳の厚さの半分くらいの厚さになりそう!カバンやポケットの中で引っかかってシールが取れそうですし、平面に置いて書きにくそうなので、うるちゅるポップシールは削減して、ダイソーのシールを増やすようにお願いしました。

再び調整してくれて出来あがったのがこちら。

牡蠣界隈をシンプルにして、ラッコやシャチを入れてくれました。ウミウシやミナミハコフグっぽいのも入れて、アザラシ以外の生きものがいるのも良い。おっさんが使ていても許されるくらいの控えめなところも良い。うるちゅるポップシールはどうしても入れたかったのか一個だけ牡蠣フライが残されていました。

正直なところ、測量やフィールド向けの無骨な野帳と、キラキラした女児文化のシールは、本来交わることのない組み合わせですが、おっさん仕様の武骨な野帳が「アザラシ関係の野帳」だとわかるようになりました。

なぜ今でも紙の野帳を使うのか

「スマホがある時代に、なぜ紙の野帳なのか」

アザラシ観察の現場は、必ずしもスマホ向きではありません。北海道の沿岸部などでは、場所によって電波が弱かったり、圏外だったりすることがあります。また長時間充電できない環境にいることもありますので、そのような時はスマホのバッテリー消費はなるべく抑えたい。特に酷寒期はスマホのバッテリーにも厳しいので無駄に使いたくないですし、手袋をしたままスマホで入力も難儀なので、紙の野帳とペンがシンプルで使いやすいです。

私は遠征に出る前に潮位、潮汐などはささっとメモを書いておきますし、写真やスマホで後で調べられない情報のメモが結構大事なのです。
「アザラシがいなかったとしたらその要因は?」「周辺の漁業の様子」「セイコーマート○店のHotChefカツ丼が店頭に並ぶ時間は●時頃」などの記録です。その場の雰囲気や現場感覚は意外と記憶から抜け落ちるため、後から読むと貴重な情報になります。

撮れた写真は後から見返せます。撮れなかった場の情報は残りません。ところが、数年単位で観察を続けていると、この空振りの記録が非常に役立ちます。こうした記録は、将来の遠征計画を立てるためのデータベースにもなり、遠征計画を立てる時に、「あの条件の日は外れやすかったな」と振り返ることができます。

フィールドで使う野帳と筆記具について

コクヨの「測量野帳」は何タイプか発売されていますが、私はノートの紙が合成紙で構成されている耐水紙タイプの測量野帳を愛用しています。値段は普通の紙を使っているタイプに比べ多少高いのですが、一冊400円ほどですし、自然フィールドなら私はこれ一択だと思っています。濡れても記録が失われにくいですし。

筆記具にも少しこだわりがあります。一般的にはボールペンを使う方が多いかもしれませんが、私は鉛筆やシャープペンシル派です。屋外では雨に打たれたりで紙が湿ることもあります。そんな時、鉛筆やシャープペンシルの方が確実に書ける場面があります。また酷寒地ではインクの調子が悪くなることもあります。

現在愛用しているのはZEBRAの手帳用 シャープ0.5 TS-3です。

左上が通常のボールペン、右下がTS-3

小さいですが軸やクリップは金属製で、クリップに「ZEBRA JAPAN」の刻印があるのも好き。

それでいて一本400円位。こんなに安くていいのか、、という気になってきますし、フィールドで落としてもそれほど痛くない値段なのもよいです。

携帯性が高く、薄い測量野帳に挟んでもそれほど邪魔にはならないです。

測量野帳(防水タイプ)と組み合わせると、非常に軽快なフィールド記録セットになります。合わせて1000円いかないですしね。

良い父の日でした

娘が貼ってくれたシールのおかげで、この野帳は世界に一冊だけのアザラシ野帳になりました。アザラシ記録用の野帳に娘の記憶も残りました。

2026年の父の日は、とても良い日でした。

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