前日の礼文島訪問に 引き続き、2007年3月4日に抜海港まで行ってきました。日の出前に起きて、抜海港に向かいます。前日の天気は悪かったのですが本日は晴れ。雪も降っておりません。この日の朝の気温は-6度ほど。道はがちがちに凍ってお りました。本日は5時ころにむくむく起きて、夜明け間近の抜海港に到着します。
この季節はさすがアザラシのハイシーズンだけあり、ゴマフどもがうじゃうじゃ転がっております。ざっと数えただけでも7-80頭はいるようでした。
抜海港内です。ゴマフアザラシ達が転がっております。
動画(4.51MB)
アザラシは港内のいたるところに転がっていました。
港内に仕掛けられた人工の筏に転がるアザラシたち。
泳いでいるのがひょこひょこ顔を出したりしていました。
アザラシの後姿。後頭部から背中のラインが好きです。
間もなく夜明け。抜海港は日本海側なので海とは逆の山側から日が昇ります。
写真上部に写っているのは、利尻富士の頭の部分。
残念ながら少し雲がかかっていました。
テトラの上に転がるアザラシ。だんだん明るくなってきてアザラシも朝陽色に染まって行きます。
抜海港の夜明け。天気は快晴。寒いけど…。
太陽が昇ると白色が多いゴマフアザラシ達の顔は金色に染まります。これが見たくて早起きしてきました。(夕日は逆光になってしまうのでアザラシはシルエットになってしまいます…)
(動画1.22MB)
群れにも太陽の光が差します。
濡れた毛皮はきらきら輝いていました。
太陽の光は強くなるとともにアザラシの
輝きも増していきます。
朝の挨拶でもしているのでしょうか。
海中からずもも~と浮上してくるアザラシの背中。
水の膜がアザラシの背中にできていました。
動画(3.21MB)
雲にさえぎられていますが、
利尻富士の頭もくっきり見え出しました。
抜海港。
テトラに立つアザラシ。風に立つライオンでありたい。
抜海港を離れる時には雲も薄くなり、利尻富士の上がだいぶ見えてきました。
抜海港から一旦離れ、ホテルに戻り朝ご飯を食べて宗谷漁港のアザラシの塩梅を確認したあと、11時ころ再び抜海港にやってきます。
日は高く上りいつも通りの抜海港の風景が広がっていました。晴れているせいか上陸しているアザラシアザラシの数も朝に比べればだいぶ増えておりました。アザラシ観察所も開いておりました。アザラシを見に来ている人もいます。
動画(437KB)
朝には雲がかかっていた利尻富士も姿をあらわしていました。海上の丸っこいのは泳いでいるアザラシの頭。
筏の上もアザラシが天こ盛りです。
利尻富士をバックに転がる抜海アザラシたち
同じく利尻富士とアザラシ。
この写真を堅気の人に見せるとどこかの外国で撮ったのかと思われます。日本でもアザラシが転がる浜や港がある事を教えると驚かれます。もっと日本の自然を見直して欲しいものですが、豊頃の殺ちゃんの例を考えると、あんまり人が増えるのも考えものかもしれません。
利尻の山肌と折り重なるゴマフと日本が(良い意味でも悪い意味でも)誇る消波ブロック。
動画(1.5MB)
テトラ上に転がるアザラシ。
だらだらしすぎ。羨ましきことこの上なしです。
尻尾からも顔からも全てのアザラシの体中全体からだらだらさが滲み出てくる一枚。
こういうだらだらしたアザラシの写真が続くので管理人もだらだらページを作ります。よって以下にはコメントが無い写真がありますがご了承ください。
ひょこひょこ泳いでいるやつもいます。少数派ですが…。
(動画1.66MB)
筏の上のアザラシたち。
カモメが近寄ってきても気にせず寝ています。
手前のアザラシの寝顔のゆるみようが素敵。
アザラシ観察所。中は暖房が効いていて暖かい。
むしろ屋外用装備で入ると暑い。
観察所内の掲示によると、この日のアザラシの観察された頭数は109頭とのこと。
今回の抜海行きは今までの中で最も多いアザラシがいて、天気にも恵まれ、最高でした。改めて生まれ変わったらアザラシになってゴロゴロ転がって暮らしたい と思った管理人ですが、この3日後、再び抜海を訪問し今回の抜海とは違う表情の抜海港を目の当たりにし、野生アザラシ稼業もなかなか大変そうだと認識しま した。
さて三日後の3月7日はどんな表情の抜海港だったのか、こちらのページにありますので、ぜひどうぞ(^^)
2007年9月8日作成
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