石垣島ダイビング三日目の朝。今日も天気は良さそうです。台風シーズン真っ盛りですが、太陽が見えて風も穏やか。運が良いです。
さて、二日目は竹富島南の砂地でのんびりしたダイビングでしたが、が今日はどこへ行くか、、、、(と言いつつタイトルでバレバレなのは内緒・・・)
3日目も1日目、2日目と同じく、石垣港から出港です。船に乗り込むと、船長から今日のダイビングポイントが話されます。本日は新しいゲストさんが参加され、その方々よりマンタのリクエストがあり、午前中はマンタの出るポイントへ向かい、午後は海況を見ながらポイントを考えるとのことです。
私は今回のダイビングではマンタはリクエストしなかったですが、やはりアレは一見の価値はあるものと思いますし、何だかんだやっぱりマンタを見たいので、マンタポイントは歓迎です(^^)
船は石垣港を出港し、北寄りの進路を取ります。
大きな南国の入道雲も沖縄県最高峰・於茂登岳の上には掛かっていません。一日目に潜った名蔵湾を横断し、その前の日にスノーケルをした崎枝半島を周り、着いたのが川平半島の先端近くの川平石崎沖。
このgoogleの航空写真、拡大しいていくと3隻のダイビング船が並んでいるのが写っていますが、まさにこれがマンタの出てくるポイント。
googleマップの航空写真が撮影された日も船が固まって写っていたようですが、私たちが訪れたこの日も船が混んでいて↓のような感じ。
船長曰く、ダイビングポイントの保全(≒マンタが船やダイバーを嫌がって他に移動するのを防ぐ)のため、このポイントには自主ルールがあり、同時に停泊・潜行するのは5隻まで、もし6隻目以降の船がやってきた場合は順番待ちをして、ポイントに止まっている船が一隻動いたら、そこに入って潜る、、、とのことです。
上の写真でもちょうど5隻の船が写っていますが、これらの船が我が船がポイントに来たときに停泊していた船です。我々の船は6番目なので、一隻が動けばそこに入るのですが、我々が順番待ちをしている間にも4隻くらいのダイビング船がやって順番待ちになりました。やっぱりマンタは大人気です。
さて、石垣のマンタですが、私は石垣在住時代のこのエントリでも(もう5年前になるのか。。。)マンタの写真を載せています。ので、マンタ自体は見たことはあるのですが、実は私はマンタと相性が悪いのです。何回もここで潜っているのですが、潜っても遠くにチラッと見えただけだったり、濁りが強くて微妙な姿しか写真に収めていなかったりでのすっきりしないのが常です。空振り自体もほとんど無いのですが、常にキャッチャーかファーストが捕るファウルフライに打ち取られている感じ???
同乗している他のお客さんには申し訳ないですので、”本日は何とかきれいにマンタが見えますように、、、”と祈るような気持ちです。
やがて船の空きが出来たのでいよいよ潜行です。
しかし、今日のマンタは違いました。。。
マンタが集まる根が見えた瞬間、マンタが何匹も泳いでいるのが見えました。
この写真にはマンタが4匹しか写っていませんが、実に7~8匹のマンタが泳いでいたようです。
マンタも入れ代わり立ち代わり私たちがへばりついている岩の上をウロウロしており、近くまでやってきます。マンタが向かってくるときは息を止め、なるべく泡を上げないように、、、と事前に言われていましたが、次から次にマンタが来るので、なかなか息を吐くタイミングが無いほど。。。
この日のマンタは遠慮なく我々の頭上を泳いでいくので、、、
近すぎてカメラのフレームに入りきらない・・・。
↓は普通に泳いでいたと思ったら急に水面に向かって反転するマンタ。何かあったのか分かりませんが、普段とは違って機敏な動きをしていました。
マンタにくっついているコバンザメも急な動きをされては大変だろうな。。。コバンザメといえば一日目のダイビングで妻がコバンザメに追いかけられていましたが、あのときのコバンザメ写真・人間の写真と比較するとマンタのスケール感も伝わるかもしれません。
太陽光が注ぐ中、海底からマンタを見上げるシルエットも好きです。
マンタは20分ほど我々の周囲をウロウロし、海の中に消えていってしまいました。近くに寄ってきてくれたので、大満足です。
マンタのポイントは、マンタ以外は大したことなく、ガレ場にちょぼちょぼサンゴが生えていたり、イソギンチャクとその中にクマノミがいるくらいで、↓のような海が広がっています。
マンタがいなくなると若干暇を持て余す感はありますが、それでも何か面白いウミウシでもいないかな~、と思って、岩やサンゴの隙間を覗き込んでいました。完全に海底捜索モードになっていたのですが、ふと顔を上げると、、、
一匹のマンタがまっすぐこっちに向かってくる。。。
こちらも動きもせず、下を向いてウミウシを探していたので、目やマスク、顔をマンタに向けていなかったのが良かったのか、でも呼吸はしているし泡は出しまくっているぞ、といろいろなことを思いますが、、、そんなことはともかく、このままでは我々にぶつかるコースです。
同じように下を向いてなにやらごそごそしている妻にもマンタ接近を知らせつつ、じ~っとマンタを見ていると、さすがに気付いたのかマンタのほうがゆっくりと泳ぐコースを変えて我々の目の前で右旋回して行きました。
近づいてきたマンタ。向こうも気付いた(?)ようで我々との衝突コースを外してくれました。
目の前を横切っていくマンタ。マンタは人間は襲わないとは知っていても、この距離は大迫力でどきどきです。
マンタの向こうに写っているのはよそのショップのお客さんですね。マンタのポイントでは他店のチームに紛れ込まないようにしないといけません。
最後のマンタのサプライズもあり大満足で海上へ戻ります。初日に書いた”石垣のダイビングでこれだけは見ておけ!と思う3つの目玉ポイントの①石垣のダイビングの代名詞”マンタ”を見ることができました。
以下、おまけ。マンタを見る前に見つけた細長いのはタイワンカマスの3~40匹の群れの写真。シュッとして綺麗な魚です。
伝えたかったのはカマスではなく、右下に身切れで写っているベラっぽいやつ。こいつのカマスの群れを見あげる表情が良い表情で。
海から上がって、素早く撤収、マンタ待ちをしている次の船に場所を譲り、川平を離れます。天気は↓の写真の通り快晴で、マンタも見られたし気分は最高です!
さて、マンタのポイントから上がって石垣での残りはラスト1本!これをどこで潜るかです。天気は快晴で風も穏やかなのでどこの海でも問題は無さそうなのです。この日のお客さんは我々のほか、もう一組カップルが乗船しており、このお二人は我々の好みとは正反対で大物狙いが好きの様子。私は正直石垣島周りでは大物狙いのダイビングで大物に遭遇したことがほぼ無いので、大物ポイントはできれば遠慮したいなぁ、、、というところです。
船長の決断は”石垣港方面に戻りつつ、途中の大物ポイントに行って海の様子を見て判断”というものでした。ということで一瞬、船を止めて大物ポイントで海上で旋回したものの、望み薄だったのか再度移動することに。”竹富北の大物狙いもできつつ、浅場のサンゴも見られるポイントへ向かう”ことに。
竹富島の北は私は大好きなポイントで、サンゴがきれいなポイントです。初日に書いた”石垣のダイビングでこれだけは見ておけ!と思う3つの目玉ポイント”の2番”竹富島北に拡がる圧倒的な美しさのサンゴたち”を見に行けそうです。これで3つのポイントを全部行けそうです。マンタも見られたし、好きなポイントにも行けそうですし天気もいいし、気分よく御神崎の白い灯台沖を回航します。
長くなったのでエントリーを改めます。続きはこちらになります。
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