久しぶりの書斎の収納工夫DIYシリーズです。先回はUSBケーブルの収納について考えましたが、今回は”木ダボ”に特化した収納のアイディアを紹介したいと思います。
私の書斎は2畳と狭いので、よく使う道具は座ったまま手の届くところに配置するように収納を工夫して、使い勝手を良くしております。今回は書斎の使い勝手を良くしている主役である「有孔ボード」と「木ダボ(短い木の棒)」という視点から収納の工夫を紹介したいと思います。
有孔ボード&木ダボの壁面収納の様子
さっそくですが私の書斎は↓写真のような具合。
規則正しく穴が開いている有孔ボードを壁面に張り、いろんな物品を壁面に固定しております。
↓別角度の写真。
我が家の書斎の収納で有孔ボードが重要な役割を果たしているのは、写真からもお分かりいただけるのではないかなと。
我が家の有孔ボードは2018年の夏休みの2日間ほどで素人DIYで設置してしまいました。材料や工程は↓こちらから何回かにわたって紹介しています。
有孔ボード&木ダボ収納の工夫
有孔ボードに物を吊るしたり引っ掛けて壁面収納をするのは、金具を使うのが一般的ですが、これがとてもお値段が高い。シンプルな金具でも一個数十円しますし。ちょっと凝ったやつならもっと高い。何十個も用意するにはなかなかの出費です。
我が家ではほぼお金もかからず、簡単に大量生産できる自家製の木ダボによる壁面収納の取り回しやアイディア。以下の写真でまとめている物です。後半には安価に木ダボを自家大量生産する方法も紹介したいと思います。
↓こんな応用も紹介します。
木ダボによる収納はとても簡単で、かつ活用範囲は広いと思います。
ベーシックな木ダボ壁面収納
最も基本的な木ダボの壁面収納はこれ↓
物のリング状部分に、木ダボをただ引っ掛けるだけ。
これだけでも結構いろんな物を壁面に固定できます。輪があれば吊るせますから。ひも状の物も吊るしやすい。
次はちょっと応用。有孔ボードの同じ高さの孔を活用すれば、長さがあるものを置いておく収納ができます。↓ペンと消しゴムをこんな具合に。フック状では無いので出し入れもしやすいです。
有孔ボードの間隔を利用すれば、その間に物を固定することもできます。↓工具類を固定しています。
木ダボは木製ですから、比較的柔らかい。
こんな風に切込みを入れて、、、
物を引っ掛けて収納することも出来ます。ツルツルの木ダボより安定感は増します。↑カッターの吊るし金具に溝に引っ掛けています。
これは同じ高さの孔に刺した二本木ダボに溝を付けて、関数電卓を支えています。
いろいろな長さの木ダボを使った収納の工夫
いろいろな長さの木ダボを用意すれば活用範囲が広がります。
↓接着テープ類を収納しているコーナーです。
斜めから見るとテープの幅がまちまちなのが分かります。
テープを壁から外して横から撮るとこんな具合。
テープの横幅に応じて木ダボの長さを替えています。
木ダボを土台にして棚を作る工夫
あまり重めの物を置くのは厳しいのですが、長めの木ダボを使って簡易的な棚を作ります。
4本の長めの木ダボを並べて刺して、、
板を渡せば出来上がり。↑の板は有孔ボードのカットで出た端材。
物を乗せたところ。私の書斎ではPC用の小さなスピーカーを乗せています。ちなみに写真左側の一本の木ダボはスピーカーケーブルを支えるための支柱役です。
磁石(マグネット)と木ダボを組み合わせる
さらにマグネットと木ダボを使った収納の工夫。これは完成品から見たほうが分かりやすいと思います↓
スマートフォンの充電やPCとの接続に使うUSBケーブルやマイクロHDMIケーブルを壁面に固定しました。ちなみに手前の白いコードがコンセントに繋がっている常時充電用で、黒いコードがPCと繋がっているデータ交換用です。
これは机のぐちゃぐちゃに這っていたUSBケーブルたちを何とかしたくて、↓の構造物からヒントを得たものです。
ガソリンスタンドのアレです。必要な時はホースが出てきて、要らないときは壁にへばりついてすっきり収納。油種ごとの切替えも分かりやすくスムーズになるような構造をしています。
これを作るのも超簡単。100円ショップで売っている強力マグネットを買ってきて。
写真はSeriaの製品ですがDAISOでもCan☆Doでも似たようなものが売られています。ケーブル用なら一番小さいサイズの磁石で十分です。
これを木ダボの先に瞬間接着剤でくっつけて有孔ボードに刺せば終わり。
このケーブル収納の工夫で気をつけなければいけないのは、最近のUSBケーブルのヘッド部分がアルミ製のモノが多く、これらは磁石にくっつかないという点。事前確認をおすすめします。
木ダボとクリップを組み合わせた収納の工夫
次は1cmちょいで短めに木ダボを切り出します。
これと100円ショップで買ってきた木製クリップを瞬間接着剤でくっつけて、
有孔ボードに刺す。
メモや写真を挟むスペースになります。
木ダボとディスプレイバーの組み合わせた工夫
これもSeriaで見つけたグッズ。壁に鋲で固定するディスプレイバーというもののようです。
針を有孔ボードにぶっ刺してしまう手もありますが、ひとまずそれは無しにして、木ダボ活用を目指します。まずは針をペンチで引っこ抜きます。
変わりに木ダボを接着剤で固定。
角度を変えて撮影。こんな具合。
これも有孔ボードに刺せばこんな感じ。
写真とかポストカードとかちょっとした面的なものを飾るのに良さそうです。
文庫本を載せてみました。ちょっとサイズが合わず、かっこ悪いので撮影後すぐに撤収(^^;。でも応用は出来そうです。やっぱり写真やポストカードなどがかっこいいかな。
木ダボの自家生産の勧めとその方法
有孔ボードと木ダボの可能性は無限大です!
が、木ダボの調達が出来ないことには使えません。木ダボの一般的な規格は直径6mm~なので、有孔ボードの直径5mmの穴には刺さりません。なので、お勧めするのが、安価で有孔ボードにもぴったり刺さる木ダボの自家生産です。我が家の木ダボは安価な自家生産品です。木ダボの作り方は以前も詳細に書いたのですが、ここでも少し書いておきます。
我が家の場合、有孔ボードの穴の直径が5mmなので、材料は直径5mmの木の丸棒です。我が家の木ダボ材料は東急ハンズで、1本54円で売られていた90cmの棒。
これを手ノコで適当な長さに切り、
紙やすり(これも一枚数十円)に木ダボをこすりつけるように擦って、断面のバリを削って滑らかにすれば出来上がり。バリがあると有孔ボードの孔に木ダボを刺しにくいですからね。
大量に作るときは紙ヤスリが作業しやすいですが、少量の場合は金属ヤスリがゴミも出ず、具合がよいです。私も大量生産時は紙ヤスリで、数本単位で追加生産するときは金属ヤスリで作っています。
自分で木ダボを切り出すので、上で紹介したような木ダボの長さを替えることによって出来る収納の工夫もあります。
100円ショップで製品化された有孔ボード用の木ダボ
木ダボを作ること自体が面倒という方には、直径5mmの有孔ボード用の既製品がちらほら出てきているようなので、これを使うのも手です。
100円ショップのCan☆Doさんで有孔ボード用の直径5mmの木ダボが売られています。さすがです。100円で20本。自家生産より多少割高とはいえ、一本五円。有孔ボード用フックに比べれば十分の一のコストです。
この製品は私も買ってみました。ただ、何故か我が家の有孔ボードにはゆる過ぎる(細すぎる)木ダボが多かったので、あまり活用できておりませんが。。。
終わりに
有孔ボードと木ダボの可能性は無限大。素敵な壁面収納ライフには買かせないアイテムだと思います。私もまだまだ創意工夫の余地があると思っています。いろいろ思いついたら、このページを拡充して紹介したいと思います!
以下、有孔ボードライフ関連商品を何個か、置いておきます。
↓私の書斎で使った有孔ボードと同じシナ材のサブロクサイズ(3尺×6尺・910mm×1820mm)有孔ボードです。)
お試し用でもう少し小さいサイズのシナ材有孔ボード×2枚です。
・有孔ボード(白)
・有孔ボード(黒)
・有孔ボード(木目)
有孔ボードの各種フック詰め合わせ
U字フック・もっともスタンダードなフックです。
ハンガーフック
リングフック
ループフック
書斎・ワークスペースづくりの参考本として↓おすすめです。いろいろな「秘密基地」事例がたくさん掲載されてあります。我が家も掲載頂きました!(^^)
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