腕時計の数が増えてきて、置き場所に困るようになってきました。カシオのPRO TREKのコーナーを作ったように、昔欲しかったPRO TREKのモデルを集めているうちに数が増えてきて、ダイビングコンピュータも腕時計状で、これもさらっと取り出せるところに置いておきたいし、Rikiの腕時計も好きです。どれも国産メーカーの安めの時計なのですが。
日常使い腕時計たちの収納を考える
これらの時計は日常生活のその辺に置いておいて、気分や行き先によって好きなモデルを手に取り、海ならダイコンや海用PRO TREK、山や野なら山用PRO TREK、町ならRikiの時計や金属ベルトのPRO TREKを着用するというような使い方です。出し惜しみしたり、引き出しに仕舞っておいてたまに眺めるというような使い方ではありません。
しかしたくさんある腕時計を実用的に整理して、収納するというのはなかなか難しいものです。私が使っている腕時計たちの場合、時計の形・ベルトの種類も様々ですし、これらの時計をそれなりに見られるような形で並べられて、かつ着用するために取り出したり、使用した後に収納に戻すことも簡単に行える、、、というのが収納の条件です。
↑所有している時計(の一部)。時計の形もいろいろです。
左上2個はウレタン樹脂・シリコンラバー素材のベルトにありがちな常時ベルトと本体で球状のを描くデザイン。G-SHOCKや新しめのPRO TREKに多いタイプです。
右上2個は金属ベルト。ビジネス向けの時計はこのタイプが多いですが、私が所有するPROTREKも金属ベルトのものが多く、この写真に写っているのもPRO TREK。
下2個はストレートタイプのベルト。革素材や布素材のベルトの腕時計に多い型でしょうか。古めのPRO TREKのモデルにも多いです。
こんな腕時計が2~30個転がっているのが我が家の腕時計事情でして、これらの時計の収納を考えていきます。
腕時計の収納商品を検討してみる
まずは市販の腕時計の収納用品を検討しました。
まず真っ先に思い浮かぶのが↓のような時計のコレクションボックス。これは頻繁な取り出しには向いていない&腕時計の形によっては収納しにくそうで、私の目的とはちょっと違うかなと。並べて、見て愛でるだけなら良いと思うのですが。
↓はスタンドタイプの腕時計を置く商品。かっこいいですが、収納できる時計の数が少なめなのと内側の時計は取り出しにいかな?ということで私のニーズとは離れているかなと。
そもそも、机の上に腕時計の収納のために棚やスタンドを追加するというのもできれば避けたいので、壁に掛けるような収納が良い。
↑のような書斎なので、できるだけ机の上に物は置きたくないのです。
、、、結論を伸ばしても仕方ないと思うので、書斎の有孔ボード(ペグボードとも呼ばれる)を利用して、壁に腕時計たちを吊ることにしました。いろいろ試みて、私の書斎では有孔ボードの壁面に20-30本くらいの腕時計を↓のように収納しております。
写っているのは21個の時計ですが、詰めれば30個くらいはいけるはず。
以下、この↑写真にある腕時計収納のアイディアや、我が家では採用しなかったけど腕時計の収納に使えそうなアイディアを紹介しようと思います。
なお、DIYで書斎に有孔ボードを設置した時の話は↓を参照ください。
有孔ボードで腕時計を壁面収納するアイディア集
最も単純!有孔ボードのスタンダードなフックに引っかける
今までも有孔ボードでストレートなベルトを持つ腕時計は、ボードにフックや木ダボでシンプルに吊り下げていました。こんな具合です。
シンプルです。ストレートタイプのベルトの腕時計ならこれで十分だと思います。まとめて入っていて安いスタンダードなU字フックとかL字フックと呼ばれるものです。
有孔ボードのフック+S字フックは金属ベルトの時計に有効
金属ベルトの腕時計は単純に有孔ボードのフックに吊るだけだと、文字盤が横を向いてしまうので、かっこ悪いです(↓写真)。
そこで↓写真のように有孔ボードフックと時計の間にS字フックを噛ませれば正面を向きます。
ただ、吊り下げ開始の有孔ボードの穴位置から時計までの距離が長くなり、結構スペースを取るのと、フックから腕時計を外すときにフック類が若干ガチャガチャして時計を取り出しにくいのが玉に傷です。
金属ベルトの時計にはハンガーフック+S字フックを採用
上ののフック+S字フックのデメリットを踏まえ、有孔ボードのハンガーフックとS字フックを組み合わせて、少々工夫しました。
有孔ボードのハンガーフックというのはこのような形のものです。
長いストレートの棒状のフック。
そして通常の金属製のS字フックを用意し、ペンチでグイっと90度回転させます。
左が通常のS字フック。右が90度曲げたS字フック。
この曲げたS字フックをハンガーフックから吊り下げ、腕時計の金属ベルトに引っかけて出来上がり。
こんな具合です。時計の後ろにスペースがあるので、有孔ボードにピッタリと吊り下げるより時計の出し入れがしやすいです。
そして今ネットで検索したら、最初から90度曲がったS字フックが売られておりました。ツイストS字フックとかそんな名前です。すでに製品化されていたのか。。。
また通常のS字フックだとハンガーフック部分が若干外れやすいので、変形S字フックを使うのもおすすめです。変形S字フックはこんなものです。
上部の開口部がかなり絞らています。左が初期状態。右がペンチでグイっと90度に曲げたもの。
時計をひっかけるとこんな具合。
商品にもよると思いますが有孔ボードの穴から時計の金属別路吊り下げ部までの距離がだいぶ短くなりました。一方で時計はフックで引っ掛けられている状態で他には固定されておりませんので、落ち着くまで回転するように動きます。時計が落下する心配はありません。
G-SHOCKやPRO TREKなどのウレタン・シリコンラバーベルト時計の収納にはリングフック
最後の難敵が、G-SHOCKや新しめのPROTREKに多いウレタン樹脂のベルトで常時丸まっているタイプの腕時計の収納です。↓の左上のタイプ。
いろいろ検討し、没アイディアも何個かあったのですが(没アイディアは下で紹介しています)結局リングタイプのフックに時計を載せておくことにしました。こんな具合です。
このリングフックによる収納が優秀な点は、時計がデフォルトで丸まっているタイプなら、ベルトの太さや時計自体の大きさにあまり影響を受けず収納出来るのでまつもとさ汎用性が高いということ。同じカシオの時計でも結構ベルトの太さが違うのですが、関係なく収納できます。我が家の場合は内径は5cm程度のリングフックがちょうどよかったです。
以上が我が家の腕時計収納で採用した工夫で、概ね満足しております。腕時計も数の割にはだいぶすっきり収納できたかなと思います。
以下、我が家の書斎では採用しなかったけど、考えたアイディアたちです。我が家では採用しなかったけど、使えるアイディアもあると思うので紹介します。
有孔ボードのフックを90度曲げて時計を吊るす
金属ベルトタイプの時計に特に有効な収納方法だと思いますが、フックを90度曲げてそれに吊るすアイディア。こんな具合に曲げます。
左が通常の商品。右がペンチでグイっと曲げた物。
有孔ボードに付けるとこんな感じです。
金属ベルトの時計を吊ってみました。
時計は傷だらけで恐縮ですが、吊るす自体の見た目はすっきりしていてとても良いです。
我が家で採用しなかった理由は、我が家のフックの質が悪かったのか90度曲げる時にフックの頭が折れてしまうことが頻発してしまったので。。。
4個のフックを曲げ加工をしようとして、2個のフックの頭が取れてしまいました。また上で紹介したハンガーフックとS字フックで吊るすアイディアのほうが時計が取り出しやすいことも、不採用になった理由です。
アイディアというよりフックの品質が問題?かもしれません。
リングフック+S字フックで腕時計を吊りまくる
リングフックにS字フックで時計を吊りまくる方法。今回紹介したアイディアの中では単位面積辺りで最も多くの時計を収納出来ます。
いかにも「力技!」という感じです。この方法は金属ベルトでもウレタンベルトでも革ベルトでもS字フックにさえ引っかけられれば、吊ることが可能。我が家で採用しなかったのは、、、時計の置き方に愛を感じない&見た目がごちゃつくから。
ループフックに腕時計を載せる
ウレタン・シリコンラバーベルトの時計の収納について、当初試したのはループフックに載せるアイディアでした。↓のようなイメージ。
写真では手近にあったループフックは有孔ボードからの張り出しが短く、時計を手で押さえていますが、、、イメージは伝わるでしょうか。あと微妙にループフックの幅より時計のベルトの幅が大きかったです。ループフックに腕時計を置くには時計のベルトの幅、有孔ボードからフックの張り出しの長さをきちんと考えないとな感じで、汎用性には欠けるかな。半面、手持ちの時計にばっちり嵌まれば、見た目も美しく使いやすい収納になるだろうな、と思います。
我が家は上で紹介しているとおり、いろいろなウレタン・シリコンラバーベルトの時計に応用できる汎用性の高いリングフックによる収納にしました。
紹介した有孔ボードのフックなどのまとめ
今回出てきた有孔ボードのフック等々をまとめておきます。
・U字フック・もっともスタンダードなフックです。
・ハンガーフック
・リングフック
・ループフック
・フック類の詰め合わせ
・S字フック
・ツイストS字フック(90度曲がっているS字フック)
・有孔ボード(白)
・有孔ボード(黒)
・有孔ボード(木目)
・有孔ボード(私が使っているシナ材のボードです)
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