先回、土屋敦氏の著書「男のチャーハン道」を紹介しました。
この本を読めば、著者の土屋氏がたどり着いたチャーハンレシピを試したくなるのは当然のこと。
本書のチャーハンはシンプルチャーハンなので材料は米・卵・ネギくらいでOKです。あとは塩・油があればできるはず。筆者は油や塩にもこだわってはいるのですが、「本書の方法でパラパラなチャーハンが出来るか否か」の検証程度なら、どこの家庭にあるようなものでも試作できる、、、はず。
問題は材料より道具。この本は家庭の台所で作業出来る前提のチャーハンを目指しているのですが、道具は鉄製の中華鍋、中華おたま、中華ヘラを使用しております。
鉄製中華鍋と中華おたまはこちらで紹介したとおり我が家には常用されている物があるので問題ないのです。
問題は中華ヘラです。これは我が家にはありません。
なおチャーハンを作るのになぜ中華おたまと中華ヘラが両方必要なのか、という点について「男のチャーハン道」の著者の土屋氏は以下のように書いていらっしゃいます。(万事この調子なので「男のチャーハン道」が新書で200ページオーバーの厚さの本になるわけです(^^; 以下の長文はこちらにアップされています)
中華ヘラは私もひそかに購入を考えていた調理器具。我が家は中華鍋で週1くらい焼きそばを作るのですが、これは、麺が5玉・もやし4袋くらいの分量がデフォルトでして、「中華おたまでこの量の焼きそばは炒めにくいなー、、、」と思っていたところだったのです。
本書により背中を押されて中華ヘラを購入しました。購入した中華ヘラは新潟県燕市にある若林工業の↓の製品。数百円の出費です。
LINE Payの20%還元祭中にビックカメラの通販で購入。20%が還元される、、、はず。もともとが数百円(送料込み!)なので、せいぜい100円ちょいくらいの還元だけど。しかし、この製品は新潟で作られて通販で送料込みでこんな値段で良いのかな、という気になるくらいの安さ、、、、と思っているうちに届きました。
開けてみると、
製品ちいさっ!製品に対して箱が大きいのが気になりますが、いちいち製品に合わせたサイズの箱を用意するほうが手間なんでしょうね。何かもったいない気もするけど。
早速届いた中華ヘラを取り出して、以前からいる中華おたまと並べてみました。
やはり数年先輩の中華おたまのほうが多少の年季が入ってそれっぽい面構え。そして新品の中華ヘラの表面はつるつるしています。錆止めのニスでコーティングされていますね、これ。
なので、使用前に錆止め剤のコーティングを焼き切る必要があります。やり方は↓の中華鍋のときと同じ。
ガスコンロを点火し、空焚き防止センサーを反応させないように絶妙の距離感を保ちつつ強火で中華ヘラを炙っていきます。
強火で炙ること2分くらい。
高温になった縁のところから色が変わり始めました。変色した部分はニスが焼けて、地金が出てきました。
ここまで炙りはじめから5分くらいかな?この焼き切りに使った我が家のガスコンロのハーマン・プラス・doの左側コンロは日本の一般家庭用コンロでは最強の火を吐く(4,510kcal/h)のでこの手の作業は比較的楽なはず。今時、ガスのコンロではなくIHコンロのご家庭も多いと思いますが、こういった泥臭い焼き切り作業はIHコンロでも出来るのかな?
再度中華おたまと中華ヘラを並べてみる。
地金になったので、錆止め防止剤のニスが塗っている時より青白い光沢になりました。これに油を塗って準備完了です。中華ヘラも使い込んでいくうちに、隣のおたまのような黒色になっていくと思われます。
さて、男のチャーハン道のチャーハンを作るのにこれで道具もそろいました。次回はいよいよチャーハン作りの結果を紹介したいと思います。
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