年末が迫ってくるタイミングの恒例行事となりつつある「ふるさと納税」の申し込み。私は2016年からこの制度の活用を始めており、今年が5回目の申し込みです。
「ふるさと納税」の自分ルール
高額の返礼品を出す自治体や返礼品をAmazonギフト券にする自治体が出てくるなどなにかと話題の有るふるさと納税制度ですが、私は
①自分が訪れたことがない自治体には申し込まない。
②受け取る返礼品はその自治体内で生産されたものに限る。
という自主ルールを設けています。②はこれまでに申し込んだ自治体で、特にカニ類はロシア産などの外国産のものをその自治体内の問屋?経由で送付されるという微妙なものがあったので、このタイプのものは今後は頼まないことにしています。
ちなみにこれまでのふるさと納税の申し込み先は2016年(北海道紋別市・厚岸町・厚真町)、2017年(北海道根室市・浦河町)、2018年(北海道釧路市・増毛町・雄武町・浦河町・新潟県燕市)、2019年(北海道礼文町、幌加内町、旭川市、浜中町、大樹町、その他。。。)という結果。圧倒的に北海道の海沿いの街が多いです。住んでいたし、北海道好きの両親に返礼品をそのまま送るというパターンが多いので。。。
私が使うふるさと納税サイトは以下の二つ。ふるさとチョイスは参加自治体数が多いのがメリット、楽天ふるさと納税は参加自治体は少ないものの寄付時のポイントがたまるのがうれしいです。
2020年のふるさと納税で応援する自治体
検討の結果、2019年のふるさと納税の申し込み先は以下の自治体です。全市町村を訪れたことはありますがすっかりご無沙汰。コロナが落ち着いたら訪問したいものです。今年はアザラシ絡みの観点からの選択が多かったです。
北海道礼文町
北海道の最北の島(北方領土除く)。短い夏は花を見に来る観光客でにぎわいますが、私は冬の海に転がるアザラシを見に行くのが好きです。2019年に引き続き2年連続で選びました。コロナがなければ再訪しようとしていた島です。早くコロナが落ち着いてほしい。
↑十年以上前に礼文町の海岸で出会ったアザラシや野鳥たち。また訪れたいものです。
北海道紋別市
言わずと知れたアザラシ好きには聖地ともいえるとっかりセンターがある自治体で、ふるさと納税の使い道にも「1.アザラシの保護活動などオホーツク海の海洋環境に関する事業」と明記されている自治体。これは外せません。
北海道興部町
オホーツク沿岸、紋別市の北側にある自治体。紋別以北のオホーツク沿岸の町はどこも小さめの町が淡々とつながっています。鉄道網は前世紀後半に全廃され、かといって高速道路網が整備されるわけでもなく、国道238号で数珠つなぎになっているような町たち。昨年は枝幸町に寄付しましたが、今年は興部町に。響きが良いですよね、オコッペ。あと沙流集落・漁港ではアザラシがよく保護されているイメージです。
北海道羽幌町
北海道で最も好きな離島の天売島を抱える自治体。と、同時にアザラシによる漁業被害の根も深い町です。ふるさと納税で環境保全と漁業振興に貢献したく寄付することにしました。
天売島はまた行きたい、ここもコロナがなければ再訪を計画していた島です。
天売島の道。奥に見える島は焼尻島。もう10年以上前の風景です。今も変わらない風景なのだろうか。
北海道根室市
北海道在住時代、また北海道を離れて以降も、流氷が大好き。
私が最初に流氷を見たのは根室市にある北海道最東端の納沙布岬です。若干暮れかかった時間帯に納沙布岬に到着し、海を見て圧倒されました。水平線の彼方までびっちりと大きな流氷に覆われていたのです。それから冬はオホーツクや道東に幾度となく訪問して流氷を追いかけていますが、それ以降、この納沙布岬で見たほどの密度が濃い圧倒的な流氷は見ていません。
↑その時の納沙布岬の流氷の写真。買ったばかりのデジタルカメラ(133万画素!)で撮影。
北海道豊頃町
ゼニガタアザラシのコロちゃんの想い出の街。十勝川河口はひそかに蒸し暑いまなざしを注いでいるポイントでもありここもじっくり訪れたい。
北海道帯広市
道東地区の大都市。帯広市は終わりそうになったばんえい競馬を存続させた男気のある街として個人的には大好きな街。またふるさと納税の使い道にも「動物園の施設整備や展示動物の充実」がありました。おびひろ動物園もすっかりご無沙汰。アザラシプールはどうなっているのか見に行きたいものです。
私は訪問した時のゴマフアザラシが出迎えてくれた表情。。。
返礼品は帯広に本社がある六花亭のお菓子にして母に送りました。六花亭は商品も素晴らしいのですが、社員を大切にしてたり、地域の文化振興に力を入れていたりという会社のポリシーが好きでもあります。
北海道中札内村
帯広の南、十勝平野にある農村。ここに寄付したのは↑の六花亭が自社工場の建設を手掛ける中で、六花の森や中札内美術村を構えたので、いつか行ってみたいと思っている街です。坂本直行の美術館など見てみたいですね。坂本直行氏はあの六花亭の袋や包装紙の絵を描いた十勝にゆかりの深い北海道出身の画家です。神田日勝氏や坂本直行氏など十勝の農村地帯は多くの芸術家を生んでいる不思議な土壌があります。生活に根差した中の芸術作品は訴えかけてくるものがあるなと、この年になってようやく理解しつつあります。。。
北海道苫小牧市
製紙業、パルプ産業が街中で発展した苫小牧市。製紙業大手の王子製紙の一大企業城下町で、苫東地区も抱える北海道有数の工業都市でもあり、新千歳空港や札幌市にも比較的近く、本州への直行フェリーが発着し、一方で樽前山、ウトナイ湖などの自然資源も充実しているという隙がない自治体。樽前山は私が北海道で初めて1000mを超えた地に立った場所でもあり、懐かしいなと思います。
返礼品もアザラシ柄で知られる鼻セレブ(もちろん王子製紙製)30箱とか面白いです。
今年はコロナで北海道へ行けなかったので、その分、北海道の自治体に偏ったかなと。来年こそは、コロナが落ち着いて、渡道が自由にできることを願ってやみません。
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