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天売島から宗谷岬へ&エクストリーム・アザラシ旅の食事事情~2022年5月北海道日本海側アザラシ紀行④~

アザラシ旅の続きです。大荒れの天売港を定刻10:25に出港したフェリー・おろろん2は焼尻島を経由して北海道本土に向かいます。

悪天候の天売島をまわった記録はこちら。

天売島→焼尻島→北海道本土に戻る

フェリーが洋上に出ると、天気が悪くても海鳥たちが群れで海を渡っているのが見えます。

下の写真は多分シギの仲間(種名までは分からない)の群れ。

赤い足が印象的なケイマフリも洋上にいました。

その他、昨夜に帰巣を見たウトウが飛んでいる姿も見かけることができました。船の上もなかなか忙しいです。

船はやがて焼尻港に入港です。本当に上陸したかった焼尻島を目の前に無念・・・。

焼尻島のフェリーターミナルは、天売島のターミナルと似た造りになっていますが、屋根の「天の贈り物 オンコの島」の大きな文字が印象的。オンコというのはイチイの別名です。焼尻島はオンコの森を売りの一つにしているのです。

フェリー上から撮影した焼尻島の看板。今回は残念でしたが、また近いうちにリベンジしたいと思います。

フェリーは焼尻港を出港すると、進路を西に取り北海道本土の羽幌港へ。天候はますます悪化しているような。。。

天売島→焼尻島の航海中はデッキで、鳥を見たりしていたのですが、焼尻島→羽幌港の航海中はさすがに船内に引っ込んで体を休めることにしました。この日はAM2時から騒いでいたので。

そして、定刻通りに12時過ぎに羽幌港に入港。約1日ぶりに北海道に戻ってきました。

なお、この日の午後の天候は大荒れになり、焼尻島の15時台と16時台のAMeDASデータの15時の平均風速は15m/sを超え、天売島・焼尻島を含む留萌地方には暴風警報が発令されたのでした・・・。

さて、羽幌港に着いたもののどうするか。

この日の泊地は北海道最北端の稚内市の予定です。羽幌周辺にとどまっているのも時間がもったいないので、稚内周辺の抜海港宗谷岬などのアザラシポイントの様子を見に行くことにしました。

エクストリーム・アザラシ旅の食事事情~基本はセイコーマート飯(コンビニ飯)である~

さて羽幌を出発し、稚内に向けてレンタカーで北上すること20分。初山別村のセイコーマートで昼食を休憩です。
セイコーマートは北海道で最大手のコンビニ。道内隅々に店舗が出店しており、セブンイレブンやローソンといった本州資本のコンビニよりも店数は多く、もはやインフラのレベルにまで整備されているといっても過言ではないでしょう。私も北海道在住時代に地方のフィールドに行くときには、何度救われたことか・・・。ということで、北海道で入るコンビニはセイコーマート一択としています。

なかでも、この初山別村のセイコーマートは人口減少と過疎化の進む初山別村に社会インフラの一環として初山別村と連携して出店した未来志向の異色店舗で、今回の旅行でも訪問してみたいと思っていた店でした。オロロンライン・国道232号を北上する際にはぜひ初山別村のセイコーマートを意識ください。(初山別村のセイコーマートについての詳細は以下の記事をご覧ください)

このような社会背景があって出店した店舗ですが、店の中は当然ながら(?)極めて普通のセイコーマート。しかも店内調理にこだわる「HOT CHEF」が入っていました。

このとき、時刻は13時前くらいですが、お昼時には売り切れることが多いHOT CHEFの「カツ丼」が1個だけあったので、迷わず購入です。

HOT CHEFのかつ丼は人気。HOT CHEFではないセイコーマートのかつ丼もそこそこなのですが、やはりHOT CHEFのほうが段違いにおいしい気がします。

(セイコーマートのHOT CHEFについては以下サイトを参照ください)

セコマの店内調理「ホットシェフ」 なぜ道民に愛されるのか
顧客満足度が最も高いコンビニ「セイコーマート」。道民が愛してやまないのが、店内調理の「ホットシェフ」だ。店内調理「ホットシェフ」人気の秘訣を丸谷会長に聞いた。

この辺でエクストリーム・アザラシ旅の食事事情について紹介したいと思います。

旅中の朝食と昼食はすべてコンビニ飯(セイコーマート)にするのが基本。

アザラシ旅中に朝食と昼食に時間をかけるのは、時間をドブに捨てているようなものです。特に日が短く8時から15時くらいしかまともに太陽が出ていない冬季のアザラシ旅に、飯屋に入って昼飯に小一時間を使うというのは愚の骨頂といえるでしょう。明るい時間帯の1/7くらいを捨てているわけですから。

つまり太陽が出ている時間帯にフィールドをうろうろする時間を最大限にするため、北海道各地の名産品・名物は全無視&SAや道の駅のトイレ以外は全て素通り&朝食や昼食はコンビニ調達、、が、エクストリーム・アザラシ旅の食事事情になります。

太陽が沈んだら夕食を取りますが、夕飯はまぁ好きなものを食べますが、日中はしゃぎすぎているので宿で孤独にぐったりと食べることも多い。

今回の旅行でも、宿以外での食料調達が困難な天売島滞在中を除いて、すべての朝食・昼食はコンビニ(セイコーマート)で調達しました。さらに言えば3日目の夕食も面倒になって、セイコーマート飯で済ませました。これを表にまとめると以下のとおり。

朝食昼食夕食その他
1日目羽田空港のラウンジで軽食セイコーマート民宿の夕食
2日目民宿の朝食セイコーマート(初山別)山岡家(チェーンのラーメン屋)晩酌はセイコーマートの酒
3日目セイコーマートセイコーマートセイコーマート晩酌はセイコーマートの酒
4日目セイコーマートセイコーマート帰宅して自宅で。

誰か連れがいると、ここまでストイックに食事を削ぎ落すことを追求することは難しく、そして、ストイックさを追求できないことが私のストレスにもなるので、エクストリーム・アザラシ旅は一人旅が基本です。贅沢とはほぼ対角上にある、ある意味では究極のわがまま旅行でもありますので…。

なお、さすがの私でも、家族が同行するような北海道旅行の場合は、一般的な旅をする社会性はあります。それ相応に北海道の食を楽しませたり、六花亭のお店でお菓子を買ったり、喫茶店に入ったり、北海道在住時代によく行っていたお店に連れて行ったり。。。

同行者がいる時点で、自分のなかのアザラシ道を追及するスイッチをオフにしておくことが自分も同行者も喧嘩しないで北海道旅行を楽しめるポイント。なので、このスイッチのオン・オフの切り替えはとても大事なことです。

宗谷岬に到着するも、ここも大荒れ・・・

さて、アザラシ旅に戻ります。初山別のセイコーマートを出て、オロロンラインを北上し、北海道最北端の宗谷岬をめざします。

土地勘のある方は、羽幌・初山別からオロロンラインを北上して稚内に向かう場合、アザラシポイントとしては稚内市の日本海側に抜海港があるので、こちらのほうが近いのでは、、、と思われるかもしれません。通常なら私も抜海港を先に訪れたと思うのですが、なんせこの日の日本海側は大荒れ。なので日本海とオホーツク海がぶつかる側の宗谷岬方面のほうがちっとは天気がマシかなと思いまして、宗谷岬に行くことにしたのです。

初山別のセイコーマートからノンストップで2時間ほどで宗谷岬周辺に到着。ちょいちょい車を止めて海を見ますが、残念ながら宗谷岬周辺も雨風が非常に強く、アザラシを探すには厳しい感じ・・・。ほどなく日本最北端の宗谷岬の碑に到着。

日本最北端の地の碑。来たので、一応写真を撮りますが、宗谷岬は日本の四隅で最も普通というか、幹線国道沿い脇の駐車場にぽっと建ってるので、最果て感が無いんですよね。宗谷岬に来るのは何度目だろうか。10回以上20回未満くらいか?稚内・宗谷地方在住者ではない人の中では来ているほうだと思います。

宗谷岬に立っているまみりんの像と最北端の地の碑。

↓この日の宗谷岬のオホーツク海側の海。日本海側よりは穏やかですが、ちょっとアザラシを探す気にはならない天候。

この日は、フィールドで野生アザラシを追いかけるのは何をやってもダメダメな様子。無念・・・。

ですが、まだ15時くらい。宿に入って本日の行動を終えるにはもったいないので、アザラシの空振り防止の究極のセイフティネットであり、確実にアザラシが見られる、宗谷岬から宗谷湾を挟んで対岸のノシャップ岬にある「稚内市立ノシャップ寒流水族館」に行くことにしました。

ノシャップ寒流水族館に行くのも約14年ぶりくらい。どんなふうに変わっているのか(変わっていないのか)見るのが楽しみです。

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