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アザラシと人間が共存していくために、生息地から離れて暮らす人ができることは?

アザラシが絶滅せず、人間と共存していくために、生息地から離れて暮らす私たちができることは何かないのか、少しまじめに考えてみました。

岩場にアザラシが横たわり、その上を海鳥が舞う海。いつまでもこのような海であってほしいものです。

アザラシと人間が共存していくためには、以下の二つの点が特に重要に思います。それぞれに対して2つのアプローチと一つの補助的なアプローチがあると思います。

①アザラシが生息する海洋環境を良好に保つ

海で暮らすアザラシ。彼らが永続的に暮らしていくには、アザラシが生息する環境そのものを良好に保つことが必要です。これは直接的でわかりやすいと思います。海はマイクロプラスチックやごみ、人間生活からの排水などによる海洋汚染や気候変動からの環境変化といった問題にさらされています。

あるいは野生のアザラシを見に行った時に静かに観察する、必要以上に近づかない、周辺でドローンを飛ばさないなども当たり前の話かもしれません。(※行政や学術的な調査研究目的を除く)

海は世界中がつながっています。生息地から離れて暮らす私たちもこれらの問題を意識して普段の生活を送る、、そのような積み重ねも大事なはず。

②生息地におけるアザラシと人間の良好な関係の構築を実現するため、生息地の漁業や産業を応援する

もう一つは社会的な問題。人とアザラシの関係において、直接的な軋轢が生じているのが、漁業との関係。こちらで紹介しているとおり、北海道ではアザラシによる漁業被害が相当数あるのが現状です。

アザラシと漁業被害
「アザラシと漁業被害」の記事一覧です。

アザラシが入り込みにくい漁網の開発といった技術的な対策も進められています。一方で限界もあり、アザラシによる漁業被害をゼロにすることは容易ではありません。当たり前ですがアザラシが魚を食べるとをやめさせることはできませんから。

一方で、アザラシが日本の周りにそれなりにいてほしい、というのはアザラシファンなら誰しも願うところ。そしておそらく漁業被害を受ける漁師さんもアザラシの撲滅を望んでいるわけではなく、アザラシがいても安定した漁業ができればOKなのではないかと思います。

となると目指す姿は一つ。アザラシが魚を食べても、同じ海に暮らす人間側が「被害」と受け取られなければ漁業被害という問題はなくなります理想論かもしれませんが。

アザラシが魚を食べまくっても、それ以上に漁業で魚が獲れる海を実現する、アザラシに魚を食べられた被害額が屁になるくらいに漁業収入を得られる状態にする

「魚が獲れまくる海」は漁業資源の管理や生態系のバランスという観点もあるので、なかなか素人には手を出しにくいですが、「漁業収入への貢献」は水産資源・海産物の消費者である大都市の消費者である一般市民にも貢献できることはあります。

北海道産の海産物を購入する

北海道の漁業収入の向上に貢献する、というのは単純なことで、北海道産の海産物を購入すればよいわけです。特にアザラシで漁業被害にあっている地域の海産物ならなお良いかもしれません。

普段食べる食材に北海道産の海産物を意識する。ノルウェーとかチリとかの養殖サーモンではなく、北海道産の鮭を買う。そんな簡単なところからでもいいのかなと思います。

ふるさと納税を活用して生息地自治体を応援する

大人の皆さんはふるさと納税制度を活用すれば、ピンポイントに好きな自治体を支援できます。さらに自治体によっては納税の使用用途を指定できる自治体もあり、この制度を活用し、アザラシの漁業被害を受けている地域やその環境保全や漁業振興に貢献することができます。

私もふるさと納税制度を活用して北海道の自治体の支援をしています。

例えば北海道オホーツク海側の紋別市。アザラシ好きには聖地ともいえるオホーツクとっかりセンターがある自治体で、ふるさと納税の使い道にも「1.アザラシの保護活動などオホーツク海の海洋環境に関する事業」と明記されている自治体。

私も紋別にふるさと納税するのはもはや毎年恒例になりつつあります。

他にもアザラシの漁業被害が激しい北海道日本海側沿岸の宗谷・留萌地方の自治体(羽幌町・稚内市・礼文島・利尻町・利尻富士町辺り)や日高・十勝地方の自治体(えりも町・広尾町辺り)、根室地方の自治体(根室市・別海町・標津町・羅臼町辺り)から、海産物を返礼品として頂いたり、ふるさと納税の使い道を漁業を含む地場産業への活用などに指定するのも有効だと思います。

ちなみに私が使うふるさと納税サイトは以下の二つ。ふるさとチョイスは参加自治体数が多いのがメリットでこちらがメイン、楽天ふるさと納税は参加自治体は少ないものの寄付時のポイントがたまるのがうれしいです。

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お礼の品 / 自治体掲載数『日本一』のふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」。ふるさとチョイスの新ポイント「チョイスマイル」はふるさと納税のお支払いや様々なポイ...
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③周りの人への布教活動に勤しむ

アザラシの暮らせる海洋環境の保全もその場所の産業の応援も一人の力では大したことはできません。なので、周りの人をアザラシファンに染め上げるのはもちろんですが、ただ「好き」なだけではなく北海道で起こっている問題にも目を向け、味方になってもらう。そんな意識の人が万単位でいるようになったら、これはきっと大きな力になることと思います。

①の海洋環境そのものの保全と②のアザラシと人間の産業の応援という2つの直接的なアプローチをに対し、間接的である意味地道なことですが、都市部に暮らす方にとってはこれが最も大事で効果を産むことかもしれません!

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