おたる水族館のアザラシの様子を紹介

アザラシの飼育規模では北海道最大(日本最大?ひょっとしたら世界最大かも)の水族館。ゴマフ・ゼニガタは何頭暮らしているんだろ?というレベルです。水 族館に行くと「○○・○歳・オス」といったような紹介をみると思いますが、おたるは飼育数が多すぎるのか、設置されておりません。日本近海で暮らす 5種のアザラシをすべて展示している施設も国内唯一ですし、アザラシ以外にもトドやセイウチ・ラッコ・イルカ・オタリアなど他の海獣類も豊富で、海獣好きに はたまらない施設です。
ま たこの水族館は海に面しており、(ですので、海側プールの水は海水が流れ込んでおり、飼育頭数が多いにもかかわらず、プール清掃いらないんじゃないの?と いう荒技を繰り出しています。)大波のときに野生アザラシが迷い込んできてそのまま飼育されるようになったり、あるいは水族館の裏から野生のゴマフアザラ シをみられたりします。水族館から野生のアザラシをみるというのも凄いのですが、野生のゴマフア ザラシが水族館裏の海に現れるのはあまり珍しくないことのようです。それが海獣王国おたる水族館のクオリティです。

管理人による お勧め度 S

営業期間・休業日
(2005年度)3月19日(土)から11月27日(日) (冬季も特別開館期間あり)
営業時間3月19日~10月31日:9:00~17:00(入館は 16:30まで)
11月1日~11月27日:9:00~16:00(入館は15:30まで)
アクセスおたる水族館行き路線バス小樽駅前ターミナル3番乗り場か ら20分毎
公式サイト
おたる水族館

独 断による評価
総得点
21点
評価理由

 

入場料
3点
大人(高校生以上)1300円、子供(小中学生)530円に加え、駐車場600円は道内ではかなり高めです。が、アザラシ好きにはそれに見合うだけの楽しさもあります。本来なら0点ですが、おたるのクオリティを考え2点。年間パスポートがほし い。(2008年度から念願の年間パスポートができました!というわけでこの入場料の得点も2点や→3点に上げます。ちなみにお値段は大人 3,000円、小中学生1,200円、幼児500円。大人なら3回は行きましょう。)

アザラシ
5点
ゴ マフアザラシ・ゼニガタアザラシ・ワモンアザラシ・アゴヒゲアザラシ・クラカケアザラシと日本近海で暮らすアザラシ5種すべてをコンプリートしているのは 世界でもここだけ。さらに毎年ゴマフ・ゼニガタ の赤ちゃんが産まれますし、飼育下でのワモンアザラシの繁殖に世界初で成功しています。アザラシ部門では質・量ともに他の施設を圧倒しています。

展示
5点
ゴマフ・ゼニガタプールは天然の海を区切って作られているので、岩があったり海草が生えたり して良い雰囲気です。また餌のホッケを売っていてアザラシに与えることができます。この餌を奪い合うアザラシたちのしぐさはここでしか味わうことが できません。アザラシも近いです。

企画
4点
水族館!という感じのアザラシショーをやっています。道内できっちりとショーとして実施しているのはここだけ。ずんぐりむっくりしたアザラシのショー もなかなかです。

施設
4点
施設自体はすこし老朽化してきているかな。建物自体は一昔前の水族館という印象ですが海を区 切ったアザラシプールは好きです。お土産やさんには結構アザラシグッ ズが置いてあります。

雑感・感想など


おたる水族館入り口


海獣公園の様子
北海道有数の観光地、小樽市にある北海道最大の水族館です。水族館は観光客がたくさん訪れ る小樽運河やオルゴール館などのある街中からはか なり離れており祝津という漁港の近くにあります。
水族館本館は丘の上にあります。アザラシやトドなどのいる海に面したエリアは海獣公園と呼ばれ、結構な急坂で本館とつながっております。海獣公園と本 館は屋外型としては北海道最長のエスカレーターでつながれております。屋外のエスカレーターというもの自体あんまり見たことないのですけど ね(^^; 海獣の豊富な北海道最大の水族館にふさわしく、海獣の充実度は北海道随一、国内でも相当高 いレベルにあるのではないでしょうか。海の哺乳類ではアザラ シ、ト ド、セイウチ、オタリア、イルカ、ラッコを飼育しています。中でもアザラシは国内最高レベルのクオリティを誇ります。ゴマフ・ゼニガタを 中心にワモン・アゴヒゲ・クラカケと、日本近海にやってくる、もしくは定住しているアザラシ5種全てをそろえております。クラカケアザラシは2006年現在、国内ではおたる水族館でしか飼育されておりません。
飼育頭数も非常に多く、毎年のように赤ちゃんが産まれます。2005年はゴマフアザラシとゼニガタアザラシが 一頭ずつ産まれました(残念ながらゴマフの赤ちゃんは亡くなってしまいました)数を誇るだけではなく、ワモンアザラシの飼育下繁殖に世界で初めて成功する など、飼育の質も非常に高いと思います。

 


動画(1.2MB)

2005年に産まれたゼニガタアザラシの赤ちゃんです


プール内の岩の上で昼寝しているゴマフアザラシです

水面を叩いて餌をねだるゴマフアザラシ


動画(706KB)

餌をねだるために柵をよじ登ってきたゼニガタアザラシ


動画(3.7MB)

ゴマフの餌ねだり動画
基本的にはゴマフアザラシとゼニガタアザラシが、ワモンアザラシとアゴヒゲアザラシがそれ ぞれ同じエリアのプールに暮らしています。 前者のゴマフ・ゼニガタペ アは海獣公園の中核をなす海と磯を区切って作ったプールも含め、かなり広いプールを使っています。ワモン・ゼニガタは少し離れた水族館の一般的なプールに暮ら しています。このプールの特徴を一言で言うならばゴマフ・ゼニガタは「動」のプール、アゴヒゲ・ワモンプールは「静」のプールです。

ゴマフアザラシとゼニガタアザラシの飼育頭数が非常に多いおたる水族館。ここの名物の一つがお客さんがゴマフ・ゼニガタアザラシやトドに餌を与え られるということでしょう。海獣公園の中にある露店から魚(ホッケ)を買って、アザラ シ達に与えます。
ここのアザラシたちの餌のねだり方がえげつないというかすさまじいというか…。動画を見ていただければよくわかりますが、ホッケの 入ったバケツを持ってうろうろしていると、アザラシのおねだり攻撃にあいます。ボーボー鳴くやつもいれば水 面を鰭でばしばし叩くやつ、鰭を広げて水中から仁王立ちになるやつ、柵の上に乗り出してくるやつと、もう何がなんだかな状況になります。
その後、魚を投げ入れると 今度は魚の奪い合いですね。このように日々餌のねだりあい奪い合いを繰り広げているせいか、ここの水族館のゴマフ、ゼニガタたちはものすごく擦れた顔をしています。 毎日こういった生活をしていると表情もそういう表情になってしまうのでしょうか(^^;

ゴマフ・ゼニガタたちは日々戦いの中に身をおいて暮らしている一方、ワモン・ゼニガタアザラシたちはゴマフ・ゼニガタたちの喧騒からは少し離れたプール にのんびりと暮らしています。プールは狭めですが餌の奪い合いに巻き込まれていないせいか、顔ものんびりしています。

ゴマフ・ゼニガタたちがお客さんの一番入る昼過ぎに、餌のねだりあいの熾烈なデッドヒートを繰り広げている頃、こっちのプールのワモンアザラシは のーんびり日光浴をしながら昼寝していたり、アゴヒゲアザラシは悠々と泳いでたりと心を和ませてくれます。

また巨漢なアゴヒゲアザラシとひときわちっこいワモンアザラシが一緒のプールに入っているので、お客さんによく親子だと勘違いされています。

そしてこのワモンアザラシたちの名前の付け方が秀逸です。ワモオ・ワモブー・ワモヨ・ワモミ・ワモエと ワモレンジャーでも結成できそうな名前ですね。アゴヒゲたちはノンノン・ウパウパ・パオパオとこっちもなかなかのハイセンス。ちなみにゼニガタ・ゴマフた ちの名前を掲載したパネルのようなものはありませんでした。ゼニガタ・アゴヒゲの名前も見てみたいです。

動画(MB)

大人のワモンアザラシの動画
体をカリカリ、岩をカリカリ。歩き方が可愛いです


くねっとした顔で水を掻いているワモンアザラシ


眠るワモル君です


動画(1.0MB)
くーるくーる回るワモル 時計回り。

おたる水族館では2004年2月に飼育下で世界初のワモンアザラシの出産に成功しました。 この産まれた赤ちゃんは職員さんの名前(川本守さん)とワモレンジャーの慣習を合わせ「ワモル」と命名され大切に育てられています。2005年11月現在 でもいまだに他のワモン・アゴヒゲたちと区切られたプールにいました。

このワモル君はなぜか顔をくねっとまげたまま、立ち泳ぎの状態でく~るくるく~るくる回るのをよくやるのですが、これ何か意味あるのでしょうか?悦に入った顔というかものすごいいい表情で回ってくれるので、おたるに行く際には必見です。そういえばとなりの大人ワモンアザラシの中でも立ち泳ぎのままくる くる回るアザラシがいますし、紋別のとっかりセンターでもワモンアザラシが立ち泳ぎしているのをよく見かけますしワモンアザラシって立ち泳ぎが好きなのか な。体が小さいのでプールの底に体がつきにくいというのもあると思いますが。
そしてこのおたる水族館の裏はすぐ海になっています。私はこの裏の海で野生のゴマフアザラシを見たことがあります。5月の終わり頃、お客さんで混む前にまだ戦場の様相になっていないゴマフ・ゼニガタプールを眺めていましたら、職員さんに「裏に野生のゴマフアザラシがいますよ」 と声をかけていただきました。

で、裏に行ってみると、岩の上でのんびり寝転がっているゴマフアザラシを発見し感激しました。いたのはちょうどワモン・アゴヒゲたち の プールの真裏のあたりの岩ですね。驚かすのも悪いので匍匐全身で30mくらいの近さのところまで近づき、ボーっと座りながらみていると、岩の上で寝転がったり腹を掻いたり伸びたりと悠々転がっていました。近くにはもう一頭遊泳して いるアザラシがいました。それにしても水族館で野生のアザラ シを見せられるとは思いませんでした(^^)

もちろん毎日のように見られるわけではないと思いますが、海獣王国おたる水族館を象徴するようなことだと思い ます。


岩の上に転がっている野生のゴマフアザラシ


動画(1.7MB)

野生のゴマフの遊泳&上陸シーンです


動画(5.72MB)

アザラシショーのさわりです
あ、そうそうアザラシのショーも行っているのでそちらの方もお忘れなく。アザラシのショー はショー!という気分を楽しめるものです。前半部分だけ動画 をアップしておいたので見てみてください。続きは実際のおたる水族館でどうぞ。

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