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初冬のおたる水族館のアザラシの様子 2005年11月20日

(音のない動画が多いですがそういう仕様です。ファイルが壊れているわけではないです)

おたる水族館は11月27日から冬期閉館期間に入ります。その前に今年の行き納めとして行ってきました。当日はあいにくの日本海側の冬っぽい曇り模様。しかも前日に雪が降ったらしく駐車 場はシャーベット状の雪に覆われていました。さっそくいつものように入館します。


おたる水族館入り口。
階段は除雪されていますが除雪されていないところは雪が積もっていました。

駐車場もこの通り。
鉛色の雲と日本海側の冬の雰囲気です。

今回の訪問時、2000万人入場突破記念として「懐かしのおたる水族館」写真展が開かれていました。なかなか興味深いです。


アザラシの餌を販売している写真。値段は10円。
撮影日は昭和33年8月24日とのこと。
今でもおたる水族館ではアザラシに餌をあげることができます。

「にぎわうトッカリ湾」というタイトルの写真。
トッカリ湾なるものがかつてはあったらしいです。
撮影日は昭和35年6月22日。

ネズミイルカプール

続いてはいつもならすっ飛して、このサイトでは紹介すらしない(笑)イルカプールに異変がありました。ネズミイルカのプールに金網で仕切ったゴマフア ザラシのコーナーができていたのです。
今のところ試験飼育中で、イルカとアザラシの混泳に取り組んでいるようでした。私にはよくわかりませんがイルカとアザラ シを一緒に飼育するのってよくあることなのでしょうか?私は初めて見ました。(もっとも北海道内の水族館ではイルカを飼育しているのはおたるだけで、私 は道外の水族館をまともに見たことがないですが)
これは冬期の特別開館に備え取り組んでいるのではないかなーと思いました。というのはおたる水族館の売りである海獣公園が雪と日本海の荒波のため、冬期 特 別開館の際でも閉鎖されてしまいます。で、2005年の冬期開館に行ったらアザラシが2頭だけ本館に出張してきてたのですよね。ですが、小さく浅いプール だったのでお世辞にも褒められた展示ではありませんでした。(冬期特別展示に行った私がそのコーナーを作っていないことからも展示内容を推してください (^^;)
それで今年の冬期特別展示はネズミイルカとゴマフアザラシの混合飼育という荒業を繰り出すのではないでしょうか。イルカとアザラシが混ざって泳い でいるのはちょっと私も見てみたいです。イルカなんぞに負けて欲しくないですが、アザラシは勝てるのかなー?試験飼育にでてたのは子供アザラシっぽかった で すし。あ、あとネズミイルカプールは水中の様子が見られるので単純に面白いです。ひろお水族館亡き現在、水中のアザラシの様子を見られる施設は(…旭山、 とっかりセンター雄プールとまだありますが…)貴重でしょうし、水中のアザラシを見られる施設としてはおたるのネズミイルカプールが道内最大級の容積で しょう。 アザラシがビューンと泳ぐところが見えるかもしれません。


動画(801KB)

ネズミイルカプールにお邪魔しているゴマフアザラシ。

動画(1.7MB)

ネズミイルカプールの水中の様子。
イルカに混じってアザラシが泳いでいる様子を見られる日が来るのでしょうか

すのこの上に上陸したゴマフアザラシ。
イルカに負けずにたくましく生きろ~。

試験飼育実施中のお知らせ。

海獣公園へ

ネズミイルカプールでちょっと衝撃を受けたあと、私にとってのおたる水族館のメインである海獣公園へ。海獣公園へ向かう道も雪がふり、滑りやくなった道 を降りて行きま す。結構な急坂で危ないですね。これは本格的な冬になったらお客さんを入れるのは危ないでしょうね。一応除雪もしているらしいですが、靴はびしょびしょに なってしまいました。

海獣公園。いつもと違うのはアザラシたちが越冬プールに移動をして数が少なくなってしまっていたこと、職員さんたちの手作りと思しき展示が増えていたこ と、そし てお客さんの姿が皆無だったこと(笑)です。


本館側から見た海獣公園の様子。雪が積もっています。
雪がなさげに見えるところも解けかけた氷水でびしょびしょでした。

いつもの餌ねだりプールにあった「アザラシは移動しました」の看板。アザラシプールは海に面しているので高波が来るとアザラシが危険なのです。
なかにはその高波と共にアザラシプールに入り込んできたアザラシもいるようですが…。

アザラシの冬の大移動を紹介したパネル。
冬用プールは下で紹介します。

動画(315KB)

比較的穏やかなこの日でさえこの波です。
これはアザラシプールの隣のトド用ショープールです。

動画(2.7MB)

全員が冬用プールに移動したわけではなく一部はまだ残っていました。
そしていつものように餌をねだってきます。
こいつは背中に激しい藻を背負ってました。とっかりセンターのア タック以上の藻で、アタックが濃茶の藻を背負ってたのに対しこいつは濃緑の藻を背負ってました。

これは今年保護されたアザラシたちの名前と特徴を紹介したパネル。

これは釣り針を飲み込んだアザラシの手術や治療の様子を紹介したパネル。おたる水族館でもこういった展示が増えてきました。来年度はぜひ大人ゴマフ・ゼニ ガタの名前と特徴を示した展示パネルをお願いしたいです。

 

ワモン・アゴヒゲプール

海獣公園のすみっこにあるワモン・アゴヒゲプールはさらに人が少なく、私は実際のところ40分くらいいたと思いますが、その間お客さんが一人も来なかっ たで す。おたる水族館側も諦めたのか誰も行かないのがわかっているのか、潔くワモン・アゴヒゲプール付近は除雪をまったくしておりませんでした。「見たいやつ だけ見れ!」とい う職人気質の姿勢、私は嫌いじゃありません。おかげでワモンプールをじっくり独占できました。


動画(860KB)

ワモンアザラシのワモル。
春には綺麗でふわふわだったのにプールに生えた藻が保護色になってしまうくらい色が変わっていました。

動画(346KB)

お約束の回るワモル。
キャプチャー画像が変なサイズですが気にしないでください。

動画(3.0MB)

一頭妙にでっぷりとして動きの緩慢なワモンアザラシがいました。ひょっとしてワモルの弟か妹分でも入っているのかな?

動画(2.93MB)

立ち泳ぎでぷっかり浮いていたワモンが体の大きいアゴヒゲアザラシに叩かれラッコみたいに泳いでいました。

動画(403KB)

プールに戻るワモンアザラシを攻撃するワモンアザラシ。

動画(373KB)

プールの壁を長い髭でこすっていたアゴヒゲアザラシ。

立ち泳ぎでぷかっと浮いていたワモンアザラシ。

排水溝を枕にエビ反りで寝ていたワモンアザラシ

越冬用アザラシプール

続いてはワモン・アゴヒゲプールよりさらに海獣公園の隅っこにあるゴマフ・ゼニガタアザラシ用越冬プールに向かいます。私もここは初めてです。越冬 用プールですから夏季に行って も何もいないのでじっくり見たことがありませんでした。


プールの周りは金網で囲まれていました。
近づこうにもプールの周りは雪と水でぐちゃぐちゃでこれ以上は無理でした…。

動画(951KB)

不意の訪問者でワラワラと見つめ返してくるアザラシたち。

最後に

体の心まで冷えるほどじっくり海獣公園を堪能して引き上げると、海獣ショーの最後であるトドショーが終わる頃でした。私はこのショーは見てなかった のですが、ちょうどゴマフアザラシのショープールの前を通りその時撮った動画が下の動画です。トドショーをバックミュージックとしてなかなか良い雰囲気の 動画に なりました。


動画(458KB)

来年の春までさよーならー

2005年12月3日作成

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