北海道旅行4日目、昼間は羅臼岳に登ってきましたが、夜は昨夜に引き続き、羅臼町の鷲の宿でシマフクロウの観察に勤しむ予定です。観察の手順は昨夜と同様、夕飯を食べたのち、観察棟から観察します。
昨夜の記録はこちら↓
シマフクロウの観察に入る前の準備
昨夜の観察・撮影時の教訓から、「撮影は望遠レンズを使用し、ISOは最大の1600(拡張設定で3200)、シャッタースピード1/80で、F値は最低に設定し、あとは家に帰ってパソコンの現像で何とかする。」という方針にしました。ちなみに鷲の宿さんに提示してあったカメラの推奨環境は1/80固定、F5.6でISO6400です。
あと人間側の条件も整えます。本日は朝から羅臼岳に登ってきたので、昨夜以上に疲労が蓄積していることは明白。一瞬で睡魔に持っていかれそう。
そこでコンビニで買ってきた眠眠打破とリポビタンDを夕食後に合わせて飲みます。12時まで持てばいいのです。そこまでする私を見て妻は呆れていましたが、、、。
昨夜と同様、観察棟のガラスを取り外し、照明を落とし、シマフクロウが来るのを待ちます。
昨夜時点でシマフクロウを見ている事もありまして、今夜は心理的には非常に楽、余裕を持ってフクロウのいない生簀を見ていられます。
シマフクロウやってくる
日暮れから完全の闇になった後、程なくシマフクロウがボーボー鳴く声が聞こえてきます。
本日はシマフクロウの出勤も早めで19:53に初飛来。
水面の魚を狙っているのでしょうか、相変わらず威厳のある顔。
この日はこれ以降あまり間を開けずに何回か来てくれました。オスとメスが交互に来まして、双眼鏡に食い入るように眼を突っ込みます。鷲の宿さんのいけすは肉眼でもシマフクロウを認識できる距離ですが、双眼鏡の用意をおすすめします。たぶん何倍も楽しめます。
以下はこの日撮影した写真です。足環のあるのがオス、無いのがメス、撮影の時系列はばらばらです。
相変わらず威厳のある顔ですが、そのふわふわの胸毛に触りたい。
ただ止まっているだけだと優しい顔つきで、ともすればひょうきんな顔つきに見えないこともないです。
何か眠そうな顔をした表情(^^; 瞬幕が少し降りているから?
水面を見つめて魚の様子を観察し、狩りのタイミングを計っているようです。
顔を水面に近づけ、爪と足がえぐい角度で拡がり、水面に。表情も体つきも4枚くらい前の写真の生物とは全く違うようで、悪魔のような表情と体つき。
私、生まれ変わったらシマフクロウのいる森の川の魚にはなりたくない。。。
これは狩りとしては空振りしたときの写真ですが、この脚と爪、そして水しぶき。
メスが魚を捕まえたとき。こちらは右脚で掴んでいますね。利き足とかあるのかな?
濡れそぼって、なんか微妙な表情をしている写真。どことなく貧相(^^)
たまにこんな写真も撮れます。
そのまま森の奥に戻っていきました。子どもに食べさせるのでしょうか。
シマフクロウを堪能して疲労困憊で寝床へ。。。
この日のフクロウは23時過ぎまで断続的に出現していました。シマフクロウにあえて緊張が切れ、満足感を得たせいか、眠眠打破とリポDの効果も切れてきたのか、眠くなってきて、23時15分に投光器の電源を落とし就寝。(最後のほうは、女将さんから投光器のスイッチのありかを教えられ、24時まで満足するまで見てて良いよ、、、という感触でしたが)
4日目も長い一日でした。この日は羅臼岳にも登れましたし、シマフクロウの出没もよかったので大満足です。しかしシマフクロウでは自分のカメラの限界も感じ、新しいカメラが欲しくなってきます。さすがに7年前の2007年に発売されたカメラ(Canonの40D)だもんな。。。
さて、明日の北海道5日目の予定は再び海に出ます。5日目はダイビングではなく、海上でイルカとクジラを追いかける予定です。船の出港は11時30分。朝御飯も八時。比較的時間の余裕があります。
ただ私個人は行きたいところもあり、懲りずに相変わらず早起きをする予定です。どんなに疲れていても北海道にいるときは早起きになるから不思議です。
翌朝以降の旅の続きはこちらです↓
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