佐渡のトキ捜索の続きです。前回の記録はこちら。
午後もトキを探して島内をうろうろ。午前中にトキを見た付近の田んぼ付近にやっぱりトキがいました。
普通の農道脇の田んぼに2羽います。1羽は農道の上に乗っかるくらいのところにいます。こんなに人の生業の近くで暮らしている鳥なんですね。
ダイサギと混じって田んぼをうろうろ。
不鮮明で申し訳ない(確かこの写真は不精して助手席側の窓を開けずにガラス越しに撮ったものです・・・)ですが、ハクチョウの群れの近くにもトキを見つけました。一回見ると目が慣れて遠くでもトキがいるのが分かる。
トビもうろうろ。前の前のエントリでは「トビも猛禽なので、トビがいるとトキも落ち着かないのかも?」というような意を書きましたが、この写真のトキは近くに来たトビを放っておいて、夢中で餌を探しているようでした。トキからトビが見えていないことは無いと思いますが案外気にしないのかな??
トビ、トキに向かってまっしぐら。でもトキを襲う様子もなく、トキのはるか手前で旋回しどこかに行ってしまいました。
こう見るとトビもなかなかかっこいい。
飛んでいるトキの美しさは、一見の価値ありです。本当に輝いて見えます。
これはまた別の場所で見かけたトキ。背景に農業用のブルーシートが写っていますが、農村の集落と畑の境のようなところにおり、こんなところに!?というようなところにいました。
羽に日光が当たって朱鷺色のグラデーションが美しい…。右羽に透けている線は骨かな?あと口に餌をくわえてます。
羽にはマーカーがついているので放鳥されたばかりの個体かな?
畑に下りたって、羽を広げたところ。真っ白な雪像からツララが垂れ下がっているような氷の像のよう。
でも顔をアップで見ると、真っ黒な長いくちばしを持ち、前面は真っ赤のツルッパゲで、眼は赤く、後頭部はロン毛というなかなか怖い顔立ち…。
この日は日帰りなので名残惜しいけどフェリーターミナルに向かい、本土へ戻ります。両津港発16:05のフェリーです。
その前にターミナルで朱鷺めき焼きを発見。これは今川焼き・おやき・大判焼きと各地で称される食べ物の類でサツマイモ餡です。名前どおり朱鷺の型のものもありましたが、ちょっと顔が怖いコブダイ型をチョイス。佐渡のコブダイはダイバーには有名ですが、一般の方にはあまり馴染み無い魚だと思いますが、あえて作ったメーカーの方に敬意を表して。
出港し、佐渡方面に沈む夕日。夕日の中のトキも見たかったな~、と思います。
短時間の滞在でしたが、一番の目的だった野生に放たれたトキを見ることができたし、天気も良かったし満足の行く一日でした。今度は薪能を見つつ、泊まって早朝や夕焼けの中のトキを見てみたいものです。
次回のエントリでは、撮ってきた写真から放鳥されたトキならではの特徴を見て、個体識別を試みたいと思います。
続きはこちら。
コメント