娘も2歳になり、親のやっていることは何でも真似したがる年頃。一歳半を過ぎた辺りから腕時計に興味を持ったようで、親が時計をしていると「チクタッ!(tick tackから来ている腕時計のこと)貸して」とか言って寄ってきますし、大人の時計を奪おうともしてきます。
お値段の割りに健闘したDAISOの100円時計
娘に大人の時計を渡して、振り回されてもアレなので、ひとまずDAISOの100円のシンプル腕時計を買ってきて、遊ばせていました。DAISOではポップな赤色のデジタルの腕時計を購入。
娘のDAISO↓108円の時計。
とてもシンプルなデザインで、文字盤は幅3cmもなく高さも2cmほど。軽さを追求した余計な機能もない激軽な時計で、そんな設計の考え方も含めて結構好き。
しかし時計としては大問題があったのです。↑は4:35になっていますが、撮影したのは12:27。運が悪い個体に当たっただけかもしれませんが、時計としてはまともに動いていません(^^;
時刻の表示形式にはなっているので、今の娘にはまだわからないと思いますが、狂った時間しか表示できないものを持たせ続けるのもあまりよろしくないかなと。それにやはり値段相応なところもあります。↑写真でも液晶の数字「5」の右上部分にゴミが写りこんでますが、これはケース内部に埃が入っており、それが写りこんでいるのです。
DAISOの腕時計は、(まともに動けば)値段の割りには良い製品だとは思いますが、とはいえ、ずっと娘に持たせるものではないかなと、というのが結論です。
子どもに持たせたい最初の腕時計はどんな時計?
娘に新たな時計を与える前に一歩引いて、「自分の子どもに持たせたい時計ってどんな物だろう??」と改めて考えました。大体思いついたのは以下の条件。
・子どもが身につけるものなので、小さめでできるだけ軽いもの。
・できるだけ頑丈なもの。
・防水。
・2歳児は数字やその順番をよく理解していないと思うので、デジタル表示よりは時間の流れを実感できるようなアナログ表示の時計。
・文字盤に1~12の数字がしっかり書いてあるもの。時刻が棒線のメモリ表示のものは却下。
・長針・短針も見安いシンプルデザイン。
・機械として認識できるように秒針が動いているもの。
・ベルトの耐久性が高いもの。
・装着しやすいベルト。
・もちろん値段は安い方が良い。
といったあたりかなと。
ちょっと考えてみると、私が↑で紹介したDAISO時計は、最初にあげる時計としては微妙だったかなと思います。まぁこれは大人の真似をしたがる対策が動機となった購入でしたが。。。
ヨドバシカメラ上野で娘用の腕時計を物色する
先日のフェルメール展で上野を訪れた際に、ちょっと時間があったのでヨドバシカメラ上野で子ども時計コーナーを物色してきました。
いわゆる子供用時計コーナー。1000円台からいろいろ時計があります。やっぱりキャラクター物が多い。子どもは喜ぶだろうな、と思いますが、最初からあえてキャラクター物は無いか。↑から選ぶなら右上の列のモノがシンプルで良さそうです。しかし、決め手に欠けるというか・・・。決して「これ!」と思えるほど気に入ったものはない。
子どもの荒っぽい使い方を考え、耐久性を考えるならやっぱりカシオの”G-SHOCK”やそれより小さい”Baby-G”にする手もあるかなー、と思いつつ、G-SHOCK・Baby-Gコーナーへ。
しかし、時刻の数字が文字盤に全て書いてあるタイプのBaby-Gはとても少なく、上の3機種くらいしかありませんでした。これも秒針はないです。小さい子どもには重たすぎるか。何より値段も1万円を越えており、2歳児に気軽にあげられる物ではないですね、我が家の場合・・・。中学生とかそれ以上の入学祝とかならありかな。
しかし、日本語より中国語の方が前面に出て売られているのが凄い(^^; 上野は中国人がたくさん来るんだろうな。
改めて大人時計も含めた店内を見て、気に入ったのはSEIKO-ALBAのRikiシリーズ。私も妻も自分の好みで選んだRikiの腕時計を使っていますし、気に入るのは当然なのですが。
Rikiの商品は売り場の目立たないところに置いてあったけど、文字盤の見やすさとフォントのバランス、長針・短針・秒針の針の形・長さ・太さのバランス、そしてシンプルにまとめてあるところはやはり心を惹かれます。
ただ2歳児には大きいし、Baby-Gより安いとはいえ、10,000円弱のお値段は2歳の娘に買い与えるのは贅沢。
一方で、まだ小さい子どもだからこそ、綺麗なデザインのものを与えたい気もします。
うーん、、、と迷いつつも、「そういえば、以前Rikiのサイトを見たときに子ども用(?)の小さな腕時計を作っていたような・・・?」と思い出したので、この日はひとまず何も買わないことにしました。
↓は私が個人的に気になっているチープカシオのF-91W(通称”ビンラディンモデル”)
ひたすら無骨で頑丈、そして安く、世界で億を越える本数が売られているモデル。まさに日本の工業製品を代表するような代物です。上部に何かおしゃれなポップ(?)があるけど、この時計にはそういうのを求める人はいないぞ。
値段が1000円を切っており、お手ごろ価格なので男の子の時計ならありかもしれません。
Rikiの子ども腕時計用「リキウォッチ キッズモデル」
そして帰宅してインターネットで子ども用のRikiの時計を検索。ありました!
渡辺力氏の「小さい壁時計(1970年)」をモチーフにしたデザイン。長針、短針のバランスもよく、秒針が色が違うのも好き。そして子どものための時計というコンセプトのもと「素材はアレルギーが少ないプラスチックを採用し、約12gと非常に軽量」という設計思想も良いですよね。
一方で新品だと定価で8500円+税なので、やっぱり2歳児に気軽にあげるのはちょっと気が引けます。また革ベルトもかっこいいですが、2歳児が取り回すにはきついかな?
ということで、娘にはネットで中古で本体を購入+ベルトを交換した本モデルをあげることにしました。
ヤフオクで競り落としたリキウォッチ キッズモデル。1500円ほどだったので子どもに与えるには許容範囲の値段。
文字盤を拡大。
立体文字盤、短針長針のバランス、秒針の色、綺麗なデザインです。
しかし本当に小さな本体。ケース外形は28mmです。
10円玉を少し大きくしたくらいの大きさ。一番右は父ちゃんが使っているRikiのクロノグラフ。これは直径44mm。
本体の重さを測ってみると、
6g。ケースもプラスチックなので軽いですね。
メーカーサイトはこちら。
ベルトを交換して娘にプレゼントしてみる
これのベルトを交換して娘にプレゼントすることにしました。2歳の娘はまだ普通の腕時計の尾錠が上手く扱えるとは思えないので、マジックテープのベルトみたいのでもいいかなと思いましたが、案外売られていないのですね。
結局選んだのは安くて頑丈そうなナイロンのNATOタイプのベルト。リキウォッチ キッズモデルのベルトの幅は15mmですが、1mm細い14mmのものを選びました。
ベルトは贅沢に二本。娘が好きな赤色と、空のような色が綺麗だった青色系統の二本。気分によって付け替えても面白いかなと思いまして。
届いたベルトを時計本体に装着し、、、
娘にさりげなく「新しい時計だよー」と渡してみます。「赤いチクタッ!!着ける!」と言ってきたので早速娘の腕に巻いてあげます。
時計本体のサイズは問題なし。小さい本体もかわいいので満足です。親の自己満足感が強いけども(^^)
ただこのベルトは娘の腕にはまだ大き過ぎて、一番小さい穴でもぶかぶかで、腕から時計を抜いていました。本格的に活躍するのはもう少し先になりそうです。
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