20年くらい使っていたフライパンをが限界を迎えたので、吟味を重ね、Turkのクラシックフライパンを購入しました。この製品の購入に至る経緯は先回紹介しました↓
我が家にやってきたドイツ産まれの頼れるやつ
そして我が家にやってきたTurkのクラシックフライパン直径28cm。先回エントリーで紹介した通り、正規輸入品ではなく並行輸入品を購入しました。
品物によっては”並行輸入品”≒”偽物?”疑惑を抱かれることもあるようですが、私が購入したTurkのフライパンはシールや説明書?も同梱されておりましたし、この価格帯で、このような製品の偽物を作っても割に合わないでしょうから、まぁ本物かなと判断しています。
この超適当な梱包ぶりが海外の並行輸入品っぽいです(^^;
我が家に届いたTurkのフライパンの実物はさび止めの油と鉄粉が混ざったものが表面を覆っており、触ると指が真っ黒になるような代物でした。興味深々で開封後に真っ先に手を伸ばした2歳の娘の指が真っ黒に。
同梱されていた赤い紙の説明書。
seitというのは英語のsinceでしょうかね?となると1857年から作っているのでしょうか。日本の大政奉還の10年前です。
説明書もさび止め油で所々黒くなってしまっています。日本の製品感覚とは違うのでしょうね。
説明書の中身はドイツ語・・・。
読めるわけもなく・・・(´・ω・`)
まぁフライパンといっても鉄の塊なので、説明書の中身がわからなくても何とかなるでしょう。箱から取り出し、まずは錆止め油や細かなゴミ、錆などを落とすため、クレンザーと金ダワシで念入りに擦って、水で洗い流します。表面はもちろん裏面も持ち手部分も磨きます。
黒く汚れた水が出なくなったら、食器用洗剤とスポンジでゴシゴシ。これで綺麗になったら火に掛けて水を飛ばす。水が無くなったら食用油を多めに入れて加熱、表面に油を回してあとは熱いうちにキッチンペーパーで伸ばしながら裏面や持ち手部分にも塗りこんでいきます。この一連の作業で私が使用した油はオリーブオイルです。
だいぶきれいになりました!ドイツ製の頼れるヤツって感じです。
さっそく使ってみようと思います!
~使用試験~ Turkで餃子を美しく焼けるのか?
我が家のフライパンを使用する定番料理の中で、フライパンにとって最も難易度が高そうなのが焼き餃子です。
最近の我が家では2週間に一度くらいの頻度で、土日のどちらかの夕飯は手包みで餃子を大量に作ってお腹一杯食べるのが恒例。
なので、Turkのクラシックフライパンで餃子を綺麗に焼ければ言うことはありません。以前から持っていたフライパンで焼いていた時と同じ要領で焼いてみます。焼くのは餃子の中でも難易度高めの羽根つきバージョンの餃子。
(以下、焼くのに集中しているので写真はスマホで適当に撮ったものです。)
程よく温めたTurkフライパンに胡麻油を引き、底面から煙が出るほど熱々にして、包んだ餃子を並べて、片栗粉を溶いた水を廻してから蓋をして、蒸し焼きに。全体に火が通ったあたりで焦げ目をつけるために蓋を取った、、、時の写真が下の写真↓
おー!羽根部分も含めて、見た目は悪くないのでほっとします。
餃子を羽根ごと鍋底から少しずつはがします。
この後は、、、軽いフライパンならお皿を伏せてフライパンにかぶせて、フライパンをひっくり返して盛り付けるのですが、Turkは単体で1.9kgほど。片手でフライパンをひっくり返して皿に盛り付けるという芸当は私の腕力では出来ません。皿ごと叩き割りそうです。
よって、フライ返しで餃子全体を1/3くらいずつに分割し、それぞれをフライ返しに乗せて、皿に盛りつけることにしました。で、盛り付け後の写真がこちら↓
初めてにしては良い焼き色!羽根部分は壊れた部分が多かったけど、食感はさくさくです。これは上出来と言っても良い、我ながら(^^)
そして気になるフライパン側の「焦げ付き」は、ほぼ無し。↓
写真で見ると割れてしまった羽根が少し散乱していますが、フライパンにこびりつくような焦げはありませんでした。最初でこの出来なら上々でしょう。
一ヶ月ほどTurkのクラシックフライパンを使用した感想や気づいた点
上の餃子を焼いたのが約一ヶ月前で、それ以降ほぼ毎日、私か妻がこのTurkのフライパンを使って料理をしています。総じて満足していますが、気づいたことや気をつけていることは以下の点。
思っていたより、手入れは不真面目で良さそう!
我が家でのTurkフライパンの手入れは、使用後(出来ればまだフライパンが熱いうち)に水を流しながら亀の子だわしでゴシゴシ表面を洗って(たんぱく質と塩分をしっかり落とすイメージ)、火にかけて水分を飛ばして、そのまま放置、、の繰り返し。
逐一油を塗ったりはしていませんが、錆びる気配もなく大丈夫そうです。もちろんフライパンに調理した食べ物を乗せたまま放置、、、といったことはしません。
やっぱり本体は重い
わかっていたことですがやはり重い。1.9kg弱。十分に殺人の鈍器としての機能を果たしそうなくらいの重量感です。私が使っている山田工業所の中華鍋が30cm直径・1.2mmの厚さで980gですから、大体2倍。とても片手では振るような代物ではありません。基本的にコンロの上に静置して使うものです。
思った以上に、底は浅い
フライパンの縁に高さがあまりないので、激しい炒め物をすると材料が場外に飛び出て行きやすいです。また具材は飛び出なくても油の周囲への跳ねも多くなっていると思います。なので我が家で野菜の炒め物のようなものを作るときはTurkのフライパンではなく山田工業所の中華鍋を使っています。
Turkクラシックフライパン28cmには直径27~28cmの蓋がちょうどよい?
上で餃子を作ったことは書きましたが、餃子を作る際には蓋が必要です。ひとまず中華鍋用に買った↓の30cmの蓋をTurkのクラシックフライパン(直径28cm)に使っていますが、一回り大きいかな。それでも餃子は焼けましたし、蓋を買い換えるつもりもありませんが・・・。
試していませんがワンサイズ下の28cmか27cmの方がぴったりか?若干気になります。
料理が楽しくなった!
これが最大の効果でしょうか(^^)
同じ料理をするにしても、道具が違うと楽しいし、上手く出来ると今まで以上に気持ち良いです。
このTurkのクラシックフライパンも愛着のある道具となりそうです。100年くらいは使えるそうなので玄孫くらいに譲渡する心持ちで使いたいと思います!
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