礼文島アザラシ巡り・スコトン岬でアザラシを追う!~2022年5月北海道日本海側アザラシ紀行⑨~

北海道アザラシ旅の4日間の日程の中の3日目は礼文島。早朝に稚内を出て、8:30に礼文島に上陸です。

礼文島にはこれまでもアザラシ観察を目的に何回か来ておりますが、アザラシとの遭遇率は今のところ100%。私とは相性は良い島です。

先回来たのは2008年11月(この時の記録はサイト未掲載。記録を掲載してある最新は2008年1月)なので12年ぶり。もっと早く再訪するつもりでしたが、いろいろあって12年経ってしまいました。

礼文島訪問では毎回レンタカーを借ります。この日もレンタカーを手配しています。島の大きさからはは原付バイクで十分回れるくらいの大きさなのですが、とはいえ天気が悪い場合は、バイクではお手上げになってしまうので、その保険というか、安心を確保するためにも車を借りるのが常です。まぁ移動可能な仮設テントみたいなもんですね、車は。

まずは香深港から礼文島南部へ。

さて、フェリーが到着した香深港で車を借り、まずは礼文島の南の端へ。

香深の集落を抜けると左手に海が広がります。海の向こうには島の南東側にある利尻島がばっちり見える、、、のですが、この日は利尻富士の上には雲がかかっていました。

そして写真に写っているとおり、天気はとても良いのですが、波が高い!!そして風も強い!!特に島の西側からの風が強く、礼文島南部は西寄りの風が当たりがちなので、アザラシの観察は厳しそうです。これは残念。。。

とりあえず海の様子を観察しつつ、時折アザラシをリサーチしながら、礼文島の南側に伸びる車道の終点の駐車場までは行くことにしました。終点の写真を撮り忘れましたが、Googleのストリートビューで見るとこんな具合。

徒歩ならさらに奥へ、海岸沿いに行けそうな雰囲気はありますが、「この先は私有地で侵入は遠慮して」の看板があります。来た道を引き返し今度は礼文島を北上します。島南部は波が高く、アザラシ観察的には厳しいコンディションでしたので。。。

以前の来島時には無かった観光施設の「北のカナリアパーク」の誘導看板が出来ていました。

吉永小百合さん主演の2012年の映画「北のカナリアたち」のロケ地?があるようです。興味がないわけではないですが、映画より野生のアザラシのほうが何倍も気になるので、本日はスルーします。

礼文島を北上する道路は島の東海岸に沿って敷かれています。島南部から北上し、フェリーを降りた香深港を過ぎ、さらに北上すると、礼文島唯一のコンビニであるセイコーマート香深店があります。

いやー、このオレンジのラインの安定感。昼食やその他飲食物はここで仕入れます。以下で紹介したとおり、エクストリーム・アザラシ旅中において、太陽が出ている間にレストランや食堂に入って飯を食うのは時間の無駄という扱いなので、コンビニ飯が基本です。

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礼文島最北のスコトン岬でアザラシを追う!

セイコーマートを出発し、島の東岸に沿って、再度北上。そして、今回の礼文島行きで最も楽しみにしていたのが、礼文島の最北端に位置するスコトン岬です。

このスコトン岬は陸地が海に落ち込み、その先に岩礁となって連なり、無人島のトド島につながるといういかにも岬らしいロケーションで、周囲に人家も少なく、”北の最果てまでやってきた感”があるので大好きな場所です。

この日は五月の温かい晴れた日だったので、風や波はすごかったけど写真で写す分にはそこそこ穏やかですが、冬の荒天時の寂寥感は凄まじいものがあります。

そしてスコトン岬は「最北限」の地ということを謳っており、岬にもこのような標柱があります。

ただ”最北限の地”ってなんでしょうね?生きものの分布などで、”分布の北限”といった表現はしますが、うーん。。。

”日本最北端”はこの日の朝にも行ってきた稚内市宗谷岬ですが、最北端という表現に比しても、もやもやする。稚内を出た礼文島行きフェリーは南西方向に向かって礼文島に着くこともあり、スコトン岬は宗谷岬よりわずかに南にあり、最北端は名乗れない。

とはいえ、宗谷岬は、稚内から浜頓別や紋別方面に向かう幹線国道の238号線沿いにちょろっとあるロケーションで、周囲に人家もたくさんあるので、著しく”最果て感”に欠けます。そういった意味では、北海道本土からさらに船で礼文島に渡り、その礼文島の中でも最北のどん詰まりにあるスコトン岬のほうが最果て感”が強いので、おすすめしたいです。

さて、このサイトはアザラシ海獣のサイトなので、そろそろアザラシの話に。

今回の旅で”なぜスコトン岬を訪れるのを楽しみにしていたか”ですが、もちろん野生のアザラシがいるからです。スコトン岬から見える岩礁帯はいかにもアザラシが上がりそうですし、以前来た時にもスコトン岬の周辺の海ではゴマフアザラシがわらわら泳いでいました。

また、以前来たときは、スコトン岬から双眼鏡でトド島を見るとアザラシたちがごろごろしているように見えたのですが、このときは撮影機材や気候条件でうまい写真では撮れずでしたので、今回は気合を入れてやってきたのでした。

さて、そのように気合をいれてやってきたスコトン岬ですが、アザラシはどうだったか、、、結論から申しますと、空振りではないものの、岬からかなり遠い海を数頭が泳いでいるのが見えた程度。トド島にもアザラシが上陸している気配はなく、無念な結果でした。。。

一応、証拠写真として海坊主の頭写真を2枚。矢印のところにいます。

3頭写ってます。

こちらは4頭写ってますね。

相手は野生動物ですから、思うようにいかなくても仕方ないです。

礼文島までやって来てもダメな時はダメ!!

この不確実性と一期一会なところが動物園の飼育動物を見るのとはもっとも異なる点かもしれませんし、だからこそ野生の個体に会えると嬉しくて、惹かれるポイントなのかもしれません。

スコトン岬にある「民宿スコトン岬」からアザラシは見えるのか?

さて、スコトン岬に以下の看板が立ってあります。「アザラシの見える宿 民宿スコトン岬」。スコトン岬の崖下には民宿スコトン岬さんが営業しているのです!(冬季は閉鎖) 

「アザラシの見える宿」というのはアザラシファン的にはかなり魅力的なキャッチコピーで、かつアグレッシブな文句。”本当に見えるのかな?”と思いますよね。

株式会社レブニーズ
我々レブニーズは、北海道の食の魅力を発掘し、価値を向上させながら、当社オリジナルブランド「島の人」を創造し、北海道の食全般を幅広くブランディングする「北海道プロデュースカンパニー」を目指しています。

論より証拠でこちらの看板と一緒にアザラシを写しこんでみました。アザラシは超遠いけど。。。

下部のもやっとしたのが看板の上部部分です。

この日はアザラシ観察にはかなり厳しい条件の日でしたが、一応看板とアザラシは一緒に写しこめましたので、看板に偽りなしな日だったと観てよいでしょう。

双眼鏡を使って、泳いでいるアザラシでもいい&一泊二日の滞在中に一度でもアザラシを見られたら良い、、という条件なら民宿スコトン岬さんからアザラシを観察できる確率はそこそこあるように思います。なんせこの立地条件ですからね。(崖下の民宿からよりは崖上のスコトン岬からの方が見える確率が上がるように思いますが。)

ということで、一度ゆっくりと民宿スコトン岬さんに泊まってアザラシ観察をやってみたいものです。海が気になって全然くつろげないような気もするけど。。。

民宿スコトン岬さんは、私がこれまで見た宿の中でも、最強(最狂?最恐?)に近い立地で営業されている宿だと思いますので紹介いたしました。コロナ禍で苦しいかもしれませんが頑張ってほしいです、、、。)

礼文島をまわって撮影した野生のゴマフアザラシたち

さて、この日のスコトン岬におけるアザラシの観察条件は良くなく、気候が劇的に変わる気配もないので、礼文島内をぐるぐる回ってスポット的にアザラシを探すことにしました

この日は礼文島全体が波が高く、風が強い条件だったので、岩場に転がったりしているアザラシは見られずでしたが、丹念に探せば沿岸で泳いでいるアザラシが何頭もいました。スコトン岬~香深港を2往復してしまいましたが。。。撮影したものを少し掲載します。

いやー、これらの写真を今見ても、波風がすさまじかったことを思い出します。

もちろんアザラシたちは平気な顔で海を泳いでいました。海の中で暮らす彼らにとっては、冬の大荒れ日本海でも普通なこと。5月の風や波ならそよ風程度なのかもしれませんね。野生動物の逞しさも感じられます。

絶景が多い礼文島の写真

アザラシ以外にも魅力が多い礼文島の写真。この日は天気が良くて絶好のドライブ日和でもありました。

スコトン岬へのアプローチ。岬には道道507号で行くのが王道だと思いますが、あえて内陸の半島中心部の高いところを行く道がおすすめです。

トド島を眺めながらスコトン岬へアプローチします。写真左下に写っている海沿いを行く道が道道507号ですが、景色はこちらの道のほうが良いと思います。

スコトン岬周辺は風が強いこともあるのでしょうね。半島の上部は高木がなく、日本離れした光景が広がる中、ガードレールもないような道をドライブできます。荒天時は索漠としているというか荒涼と映る風景かもしれませんが。

アザラシは関係ないのですが、ここは一度見てみたかった施設。礼文空港です。

2003年まで稚内-礼文島の定期航路がありましたが、現在は休止中という扱いで20年近く経ってしまいました。若干錆がありますが、20年近く定期航路がない割にはきれいな姿でした。航空路があればもっと早く内地と往復できるかもしれませんが、空港は島の中心部からは離れているので、ここに降ろされても困る、感じかもしれません。もし航空路が再開するならせめてレンタカー屋さんくらいはほしいところですが、ペイできるか。。。

島南部・西海岸側にある桃岩。名前の通り桃みたいな形をしています。

新桃岩トンネルができてアプローチがしやすくなりました。そしてハイレベルなユースホステルの桃岩荘が名を馳せている地でもあります。

桃岩の反対側の海には猫岩があります。

上の二つが猫の耳で、海の沖合を見ている猫を右後ろから眺めている構図、、、なはず。この日は特に礼文島西海岸側の波が高かったせいか、アザラシの姿はなかったですが、穏やかならこの辺りにアザラシがあがっても良さげな岩場です。

礼文島を後にする

夕方のフェリーの時間になって、礼文島探訪は終わり。この日は残念ながら島には泊まりませんので、香深港フェリーターミナルに戻ってきました。

朝に礼文島にやってきた船はかなりの盛況な乗り込み具合、混雑具合だったのですが、帰りのフェリーはターミナルもその前のお土産屋さんも静かなものでした。

雲に隠れた利尻富士を背景に香深港に入港してくるフェリーがほどなく接岸し、乗船して稚内に戻ります。

朝の8:25にやってきて、17:05には離島。約8時間半の滞在だとあっという間。

日帰りエクストリーム・アザラシ旅だと日中は主に海沿いで”話しかけるな”オーラ全開で、一人で好き勝手やっていることになるので、島の宿や食べ物を食べないですし、今回礼文島で話したのはレンタカー屋とセイコーマートとフェリーターミナルの切符売り場で働いている3人と必要最低限のことだけですから少し寂しいですし、できることなら泊まりたいものです。

礼文島にはまた来ましょう。今回もアザラシ見られたとはいえ、消化不良感はかなり強いですし。。。

定刻通り、17:05に礼文島香深港を出港し、稚内港へ向かいます。

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